Twitter のタイムラインを保存するには 2010-03-10 個人的な好み
Spam 2010-03-07 個人的な好み
眼点 2009-12-13 ダイビング,個人的な好み,小笠原,生物
水中写真の「お題」 2009-12-12 ダイビング,小笠原,生物
ウミウサギガイ科の… 2009-11-30 ダイビング,小笠原,生物


2010-03-10

Twitter のタイムラインを保存するには

Twitter のタイムラインを保存しておきたいと思う事が、ごくたまに、ある。

そのために、自分の発言だけなら Twilog というサービスがあるし、みんなで編集できる Togetter というのもある。

でも、なんか違うのだ。Twitter をやっていない人にはちんぷんかんぷんだろう。感覚的な話なので、詳しくは説明できない。要するに「タイムラインは自分だけのもの」なのだ。自分の発言だけとっておく(前者)のとは違うし、見えなかった発言まで入ってしまう(後者)のとも違う。

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さてふと気が付くと、うちの Mac の emacs のバージョンが古くなっていた。この際だから新しくしようとあちこち調べた。そうしたら、emacs 上で動く Twitter クライアント twittering-mode というものを発見した。

emacs 上で動くというのはすごいことだ。当然、elisp で書いてあるわけで、自由にカスタマイズができてしまう。elisp は懐かしいなあ、と思いながら、twittering-mode.el をいじっていたら、これが「タイムラインを保存する」のに使えることに気づいた。

Twitter のタイムラインは多くの人の多くのポストからなる。一つ一つのポストは次の2つが判ると特定できる。(1) Twitter 全体での通し番号 Post ID。(2) ポストした人のアカウント名(screen_name)。

注意が必要なのは、(1) の Post ID だけではポストを参照できないということだ。これは、セキュリティとの兼ね合いだと思う。ちなみに、(1) さえあれば順番にならべて時系列が再現できるので、ポストの順序をわざわざ保存しておく必要は無い。

もっと注意が必要なのが、ポストした人のアカウント名は、内部的には User ID という番号で管理されているということだ。User ID は普通のユーザーの目には触れない。
詳しく説明: 各々のユーザーのプロフィールのページで、右下のオレンジ色のアイコン (RSS とかなんとか書いてある側にある) にマウスを乗せた時に出る、http://twitter.com/statuses/user_timeline/XXXXXXXXX.rss の XXXXXXXXX の部分が User ID だ。
User IDという番号で管理されている理由は、アカウント名 (screen_name) やハンドルをユーザが自由に変更できる仕様だからだ。

というわけで、要するに、1つの投稿を定めるためには、User ID と Post ID という2つの数字が必要充分だ。この2つの数字は未来永劫、不変だ。

これに対し、Twitter の個々の発言に1つずつ割り振られ、「パーマリンク」として扱われることが多い
http://twitter.com/screen_name/status/xxxxxxxxxxx
の型のリンクは screen_name が変更されると参照できなくなる。(ちなみに xxxxxxxxxxx の部分が Post ID。)

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さて、実際に、User ID と Post ID を入力して、元の投稿を参照するという CGI を設置してみた:

User ID:
Post ID:(空なら User ID のプロフィールを表示(注))


需要はほとんど無いと思われるが、自分が emacs (twittering-mode) でタイムラインを保存するために作ったのを、せっかくなので公開した。「Twitter のパーマリンク」とは異なり、誰かが screen_name を変更しても安心。←ここが唯一無二の売りです!

【付記: なお、User ID が存在しない、あるいは、User ID と Post ID に該当するポストが存在しない場合などは Twitter のトップページ http://twitter.com/ あるいは Twitter のエラーメッセージのページが表示される。】

あ、アカウントそのものを消去されちゃうと、もちろん発言は参照できなくなる。それはもうどうしようもないということで…。

ちなみに、私は .emacs に twittering-mode の各種設定の一部として
(setq twittering-status-format "%i%s %j%r%R\n%T\n%@ %#\n")
を追加した。 j と # で User ID と Post ID をテキストとして刻み付けるためで、こうしておけば、あとで加工するのに不自由はない。

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注: User ID から、そのプロフィールを表示するだけなら、手間はかからない。http://twitter.com/account/redirect_by_id?id=User_ID
とすればよい。

蛇足: 上の CGI で番号の若い User ID を誰が使っているのかを調べてみた。0 から 50 までの結果を記しておく:

12 @jack (ちなみにこの方の Post ID: 20 のツイートが、歴史上、最初のツイートだ。)
13 @biz
14 @noah
15 @crystal
16 @jeremy
17 @tonystubblebine
18 @Adam
20 @ev
21 @dom
22 @rabble
23 @timroberts
24 @meredith
31 @rayreadyray
34 @ariel
38 @florian
41 @drx
47 @kellan

空きがあるのは冗長にしたいからなのか、もう Twitter を止めたのか。1桁の人は居なかった。あたりまえだが、Twitter の社長さんとかが若い番号のようだ。

2010-03-07

Spam

しばらくこの blog が放ったらかしになってしまった。元気で居るので心配しないで欲しい。

なぜ放ったらかしになっていたかというと、Twitter と Tumblr のせいだ。両方ともいわゆる「マイクロブログ」というやつで、これが居心地(書き心地?)がいい。blog だと、コメント欄がうっとうしい、つまり誰かが書き込んだことにいちいち反応しないといけない。それが、Twitter や Tumblr には無い。(Twitter は「反応しないといけない」からもっとうっとうしいという意見も聞いたことがあるが、私は無視している。無視できる、というところが Twitter のいい所だと思う。)

違うメディアだと認識しているので、この blog のこのエントリを読んでいる人を、私の Twitter なり Tumblr に誘導する気はない。大阪の敵を東京で討とうと思っても、無理だよ。

Twitter か Tumblr を始めたなら、私を見つけるのは簡単だと思う。フォローしてもしなくてもよいです(笑)。できれば、フォローしないでくれるほうが嬉しい。フォローするのなら、こちらの blog を引きずらずに別の人だと思ってくださいね。

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blog の更新をさぼっているのは、上にも書いたがコメントへの応対に疲れたからだ。コメントをつけられないようにするという手もあるのだが、たとえば「潜水士」や「日本のハゼ」のエントリはコメント欄があったほうがいいと思う。匿名でも書き込めるようにしておいたほうがいいのも確かだ(誰もが OpenID を持っているとは思えないし、ましてや Google をや)。

「他人のブログのコメント欄は安全地帯」

とは良く言い表している。荒らし放題。逃げちゃえばいい。

荒らされた方は無視はできない。すくなくとも「消去」という手間がかかる。

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どうも、更新されていないブログを探し出すツールかなんかがあるようで、エロサイトへ誘導する Spam な書き込みがこの blog に散見されるようになった。たまにはこういうことも書いて、「細々とつづけてますよ」と主張してみた。

2009-12-13

眼点


(Photo: Primovula sp., Is. Chichi, Ogasawara, Japan. D -15m)

今日も潜っていた。普通に、魚の群れだとか、珍しいハゼだとかハナダイだとかも見た。

しかし、今日の一枚は上の写真。コダマウサギガイに近い種類だが、微妙に違う。P. roseomaculata かなあ。

普通に撮影するのではなく、昨日と同様、眼点にピントを合わせてみた。ストロボが透過光になってしまったのは、偶然。左端に卵らしきものが写っているのも偶然。

結果として、日本画のような味わいの写真になったではないか、と自画自賛。(笑)

ちなみに、撮影場所は激流でした。(大笑い)

2009-12-12

水中写真の「お題」


キホシウロコウミウシ

上の写真は父島の某ダイビングサービスの本日のブログの写真と同じだ。なぜなら、撮影者は私で、提供したのだから当然である。

今日は3本潜ったのだが、2本目でこのウミウシを見つけてしまった。見つけた(見た)のは今までで2回目だから、けっこう稀な種類のウミウシだと思う。大きさは8mmほど。シルトまじりの砂地-9mで。

今日の3本目は、これの写真を撮るためだけに海に入り、1時間をかけた。そんなにまでして、この程度の写真かよと笑わば笑え。

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ヒントも何もない水中で、被写体を自分の眼で見つけ、しかるべきアングルでそれを撮る。この作業には、「お題」を自分で考え、俳句やら和歌やらを詠むのに通じる世界がある。

被写体が自分の外部にある分、文芸より難しい(易しい)。

撮影者の意図を語るのは野暮だが、一句:「眼点にピントを合わせ、小ささをむらさきいろの貝殻に乗せ」

2009-11-30

ウミウサギガイ科の…



(Photo: コボレバケボリ, Dentiovula colobica, D -28m, Is. Ani, Ogasawara, Japan)


写真の貝は、ウミウチワの仲間にくっついていて、宿主の表面を食べて生きている。枝をよく見ると、左側は齧られていて、右側は齧られてない。


貝の外套膜が、宿主とそっくりであることに驚く。なにしろ、ポリプ(触手)の形に至るまで真似をしているのだから。


海の中は不思議でいっぱいだ。