[ひとりごと:以前は別の独立したサイトでこのコンテンツを公開していたが、諸般の事情で自分の blog に組み込むことにした。半年に1回は更新することになるが、日付は動かさない。この blog の右段からもここに到達できるようになっている。]
新しく問題と解答が追加された際には、この記事のコメントでお知らせします(つまり、フィードに subscribe すれば、そのお知らせを自動的に受け取れます)。
----------- 過去のサイトからのコピペ はじまり -----------
下記のリンクから、労働安全衛生法(安衛法)に基づく国家資格「潜水士」の試験の過去問とその解答が無料でダウンロードできます。
ダウンロードできる PDF ファイルは全て無料です。再配布も自由ですので、知人と一緒に受験するなどの場合、必要なだけプリントアウトしたりコピーして配っちゃいましょう。
試験問題
毎回の試験問題(午前の「潜水士試験A」の最後)には必ず「別表」を参照する2問があります。別表は全ての試験問題に共通なので、試験問題本体と別にダウンロードしてください(※印の試験の問題文では別表 (1), (2) となっていますが、下でダウンロードできる別表 A, B と全く同じです)。
平成23年7月〜12月実施分
平成23年1月〜6月実施分
平成22年7月〜12月実施分
平成22年1月〜6月実施分
平成21年7月〜12月実施分
平成21年1月〜6月実施分
平成20年7月〜12月実施分
平成20年1月〜6月実施分
平成19年7月〜12月実施分
平成19年1月〜6月実施分
平成18年7月〜12月実施分
平成18年5月 心肺蘇生法改定 (日本救急医療財団)。これ以前の問題B-10は旧基準。
平成18年1月〜6月実施分- 旧基準 ➡ 新基準
- [1回の人工呼吸吹き込み時間] 2秒 ➡ 1秒
- [胸骨圧迫:人工呼吸] 15:2 ➡ 30:2
- [AED (電気ショック) 実施回数] 連続3回 ➡ 1回
- [脈拍] 確認する ➡ 確認しない (呼吸無しは心停止と判断。吹き込み2回の後、直ちに胸骨圧迫開始)
平成17年7月〜12月実施分※
平成17年1月〜6月実施分※
平成16年7月〜12月実施分※
平成16年1月〜6月実施分※
平成15年7月〜12月実施分※
平成15年1月〜6月実施分※
平成14年7月〜12月実施分※
平成14年1月〜6月実施分※
別表 A, B
各回の試験で同じ「別表」を使います
模範解答
以上すべての試験の模範解答
免責事項:模範解答はこの blog の著者が独自に作成しました。公式のものではありません。この解答に誤りはないと確信していますが、この解答に頼ったことにより生ずる損害、とくに、本番の試験に不合格になる等のことには、いかなる形でも責任を持ちません。このページは無料で閲覧できて、解答も無料で配布されているのですから。
メモ
毎回の試験で「別表」を参照する2問がありますが、その解き方を説明するメモです。説明は最短に、理論は完全省略してみました。この2問は、パターンにあてはめるだけです。ちっとも考える必要がないので、実は超簡単です。
「別表」を使う2問の解き方
----------- 以下、読む必要ありません! -----------
このコンテンツを作った経緯
潜水士の過去の試験問題は、安衛法に基づく他の免許試験問題とともに、厚労大臣指定試験機関(財)安全衛生技術試験協会のページで無料で公開されています。しかし、この公表試験問題のページは、
× 解答が付いていない
× 公表問題がたったの1回分だけしかない(比較的最近の試験問題しか公表されておらず、過去の公表問題へのリンクは更新時に消去される)
× 全ての回の問題が公表されるわけではない(公表問題は半期に1度しか更新されないが、試験は半期に2度以上行われており、過半数の問題が非公開である)
という点で、ちょっと困ります。
「1回分しか過去問が手に入らない」という問題点は大阪特殊自動車学校のおかげで解決しました。この学校は、潜水士と同じ安衛法に基づくクレーン免許の学校で、試験協会の公式ページが半期に1度更新されるたびに全種の新しい公表問題を自校のサーバに転送/蓄積してくださっています。平成16年実施分以前の過去問は、こうして手に入れたものです(ただし、大阪特殊自動車学校のページでHTML形式だったものは、印刷しやすいようにPDFに変換しました)。
「解答がない」という問題点は、私自身が解答を作成することで解決しました。
平成17年1月に私自身が受験した際、過去問が大量に大阪特殊自動車学校にあることに気づき、そしてその問題を全部解いたとき「せっかく作った解答なんだから、公開したら誰かの役に立つかも」と思ったのがこのコンテンツの始まりです。
そして、もう私は潜水士の資格を持っていますので自分には必要ないのですが、いまだに新しい試験問題が公表されるたびにそれを解いて公開し続けています。いったいいつまで(何のために?)やるのやら…(汗)。無料だというのにね。
----------- 過去のサイトからのコピペ おしまい -----------
Photo: A single international flag A: "I have a diver down; keep well clear at slow speed."
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Comments 40
大変有効に活用させていただいておりますが
、平成19年7月~12月分の潜水業務の
問2の解答の解説と
平成20年1月~6月実施の潜水業務の問1の解答の解説をお願いできないでしょうか。
どうも物理の計算は苦手です。
上記2問の解説をお願いします。
平成19年7月〜12月分 A2 の解説:
Wikipedia の「パスカルの原理」をご覧になるとそのものズバリでよろしいかと。
平成20年1月〜6月分 A1 の解説:
PV=一定 (ボイルの法則)より、
250×3=混合後の酸素分圧×5 (式1)
200×2=混合後の窒素分圧×5 (式2)
ダルトンの法則より、
混合気体の全圧
=混合後の酸素分圧+混合後の窒素分圧
=(式1の左辺+式2の左辺)/5
=(250×3+200×2)/5
=230 (答)
こんにちは。試験問題公開ありがとうございます。
潜水士の資格を取るため只今勉強中なのですが、数字が苦手なので、計算問題が??です。すみませんが平成18年1月~6月の問2の解説をお願いできないでしょうか。
よろしくお願いします。
平成18年1月〜6月分 A2 の解説:
水上の絶対圧を1とすると、水深25mの絶対圧は約3.5。 PV=一定 (ボイルの法則) より、 P が3.5倍になれば、 V は1/3.5 (=2/7) 倍になる。
すみません。わからない問題があるので教えていただけないでしょうか。
平成18年1月~6月実施の問題Bの問い14なのですが、代入しても答えの92ℓと導き出すことができません。
すみませんが、お願いします。
平成18年1月〜6月分 B14 の解説:
圧力調整器を使用させるので、使う式はイ。
D=40
P=0.5×1.5
で計算すると、
V≧85.333...
選択肢から条件をみたす最も小さいのを選び、答は (3)。
92ℓという数字は直接の計算結果ではありません。
こんばんは。昨日質問させていただいた者です。ご解説ありがとうございます。
もう1つだけわからないものがあるので教えていただけないでしょうか。
平成20年1月~6月の試験Bの問19の、答えである3番なのですが、どこが誤りなのか教本を読んでもよくわかりません。
何度も申し訳ありません。よろしくお願いします。
平成20年1月~6月分 B19 (3) :
労働安全衛生法 第六十七条2項 (潜水士テキスト p.298)
本籍又は氏名を変更したときは、免許証の書替えを受けなければならない
とだけ書いてあり、住所については何も書いてありません。
実際、免許取得後、住所を変更したという理由だけでは免許証裏面に書かれている旧住所を書替えることは不可能です。(どうしても住所を書替えたければ、氏名か本籍を変更する、あるいは、安衛法関連の別の免許を取る、しかないです。笑)
はじめまて
いつも有効に利用しています。
回答に苦慮している問題が2問あります。
ご多忙中とは思いますが回答の解説をよろしくお願いします。
まず、1問目ですが平成18年1月~6月実施分の潜水A(問6)の問題です。
続きまして、2問目ですが平成21年1月~6月実施分の潜水A(問1)の問題です。
勉強不足を露呈してしまいますがご教示のほどよろしくお願いします。
平成18年1月〜6月分 A6:
0.6 x 3.5 / 0.78 = 2.69 なので約 17m (答)
平成21年1月〜6月分 A1:
0.78 x 0.3 = 0.234 MPa (答)
注意:空気の組成(酸素 21%, 窒素 78%, その他 1%)は常識。
ご指摘がありましたので訂正いたしました。
お忙しいところ申し訳ございません。
最後の追い込みと思い、過去問題を解いていましたが、苦手な計算問題につまづきました。
平成16年1月~6月のA 問14の解き方が分かりません。
教えて下さい。
平成16年1月~6月のA 問14:
深度15m(水面の絶対圧の2.5倍)での空気消費量は 60 x 2.5 = 150 リットル/分。
ボンベ内の空気の量は20MPa(水面の絶対圧の200倍)に圧縮されているのだから 12 x 200 = 2400 リットル。
以上により、2400/150 = 16 分 … 答 (2)
お手数お掛けして申し訳ございませんでした。
21年7月~12月の問17なんですが、解答は(1)となってますが、どこが誤りなのでしょうか??
炭酸ガスのタンクなんか付いてません
活用させていただいております。
2点ほどご教授いただきたい問題がございます。お忙しいところ大変恐縮ではりますが、
よろしくお願いいたします。
①平成18年7月~12月実施分A
問20
私の理解した方法だと答えは「1」だと思ったのですが、回答は「3」となっておりますが、正しいでしょうか。
計算式を教えていただけませんでしょうか。
②平成19年1月~6月実施分B
問13
ヘルメット式潜水作業者に空気圧縮機を用いて送気し、最高深度30mまで潜水させる場合、法律上最低必要な予備空気槽の内容積は、次のうちどれか。ただし、予備空気槽の空気圧力は0.5MPaとする
(1)92リットル
(2)112リットル
(3)138リットル
(4)156リットル
(5)189リットル
回答 =>4
算出式を教えていただけませんか。
公開して頂いている問題について質問があります。
教えてください。
対象:平成19年7月12月分 潜水 試験A
(問 20)の解説をお願いします。
diverさん、yamaさん。各試験問題のA 問19, 20は、このエントリからダウンロードできる「別表」を使う2問の解き方のメモの通りに解いてください。このコメント欄で個別に解説することはありませんし、そんな必要はないはずです。
平成19年1月~6月実施分B 問13の解説:
V ≧ 60(0.03D+0.4)/P
に D=30、P=0.5 を代入。
大変有効活用させて頂いております。
質問なのですが、
平成17年1月~6月分、試験A-問19
平成18年1月~6月分、試験B-問15
平成20年1月~6月分、試験A-問1
の解説をお願いできないでしょうか。
試験が近く、どうしても分からないです。
※平成17年の別表を使う問題では○○分安静にした場合という所が分かりません。
他の別表を使う問題は解くことができたのですが。。。
よろしくお願いします。
平成17年1月~6月実施分 A 問19:
上からダウンロードできる "「別表」を使う2問の解き方" というメモをご参照ください。「パターン1」です。
平成18年1月~6月実施分 B 問15:
最高の水深で毎分60ℓ以上であるから、210/60 = 3.5。絶対圧が大気圧の3.5倍になるのは水深25m。
平成20年1月~6月実施分 A 問1:
2009/05/28のコメントに既出。
大変有効に活用させて頂いております。
ありがとうございます。
大変恐縮ですが、
H21.7~12
H20.7~12
H18.1~6
問19の共通した解答ですが、
125分になる解説をお願いします。
解き方を見て計算させて頂いたら
どうしても200-65=135分
になってしまいます。
修正時間☆+aのやり方が
間違ってるのかもしれません・・・
あなたは線を引いてないですね。メモに書いた以上の説明はわたしには無理ですので、よくお読みになって、ステップを飛ばさず全部追ってくださいますか。頼みますよ。
もう一度線を解き方のとおり引いて
確認いたしました。
第1回19m・65分、第2回25m
ガス圧係数=1.8
ガス減少時間=60
a=65分
修正時間=約42分
a+☆=223分>200分
200分-65分=135分
になってしまいます。
65分は、「50分を超え65分以下」の欄をご覧ください。
ガス圧係数=1.6
ガス減少時間=30
となります。
こんにちは、
平成22年1月~6月
潜水業務 問2が分かりません。
解説&解答をお願いできないでしょうか?
よろしくお願いします。
木片の質量350gを水の浮力だけが支えている→浮力は押しのけた水の質量に等しいから押しのけられた水の質量は350g→押しのけた水の体積は350cc→木片の水面下にある体積は350cc
この説明でお分かりにならないのなら中学理科の教科書をご覧ください。
いつもありがとうございます。
早速で申し訳ありませんが…
平成22年7月~12月実施分の問2の解説をお願いできませんでしょうか。
おもりが水中にあるとき、おしのけた水500cc(質量0.5kg)の分の浮力を受けています。水深10mで中性浮力だったというのですから、4kg-0.5kg=3.5kg分を風船が支えていたはずで、風船の体積はこのとき3.5lだったと分かります。水深10m(2気圧)で3.5lの風船を水面(1気圧)まで引き上げると体積は2倍になるので、答は(4)7l。
いつもすみません
平成18年7月〜12月の A問12がわかりません
よろしくお願いいたします
310 ÷ 60 = 5.16666… より、絶対圧が 5.1666… [気圧] より大きい場合にはこの器具は使えない。選択肢からこの絶対圧を超えない最大の水深を選ぶと (4) 40m。
わからない問題があるので教えていただけないでしょうか。
平成22年7月~12月実施の問題Aの問11なのですが、すみませんが解説をお願いします。
水深10mの絶対圧は大気圧(0.1MPa)の2倍なので、この潜水者は毎分20x2=40ℓ(水面に換算)の空気が必要。利用可能なタンク内の空気は19-3=16MPaで、これは水面での12ℓx16/0.1=1920ℓの空気に相当。よって、1920/40=48分。つまり(3)が答。
平成23年1月〜6月実施分の試験問題と解答をダウンロードできるようにしました。
H231〜6のAの問2ですが、わかりません。解説おねがいいたします。
水深15mの空気5リットルは風船の膜を介して外と釣り合っているので、絶対圧2.5気圧である。これが10リットルになるのは絶対圧1.25気圧で、水深2.5m (2)。
平成23年1月〜6月分のA3に関して「このサイトの模範解答が誤っている」というコメントを目撃しました。ヘンリーの法則は高校で習いますので復習してください。こちらも参考にしてください http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1035821720
平成23年7月〜12月実施分の過去問と模範解答をアップしました。
なお、匿名での質問にはお答えしていません
平成23年度1月〜6月のBの11ですが全面マスク式で空気圧縮機による送気の場合は答えは2ではないのですか?
自分で調整するときは4だと思うのですが。
分からないので教えてください。
Chiyoさま。
「全面マスク式」というのはフーカーともいうやつのことです。マスクには圧力調整器が付いていますので(4)が答でいいのです。
丁寧に答えていただきありがとうございました。
すみませんが、今度は平成23年度7月〜12月分のBの11を教えてください。
Pに何をいれたらいいのか分かりません。
平成23年度7月〜12月分のBの11:
最高潜水深度40mよりD=40。最高潜水深度におけるゲージ圧は0.4MPaでその1.5倍よりP=0.6。全面マスク式なのでイの式で計算するとV=106.66...となり最も近い値は(4)。
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