差し障りがあるので、以下の叙述は抽象的に。今回の記事も意味不明かな。
本来、「枠」などないところに、なぜそれが必要になるのか。理由の1つに「責任逃れ」がある。
例えば、ダイビングで、Cカードを取ったばかりのダイバーは「18mより深く行っちゃいけない」とか「バディと2人でナイトダイビングしたかったら、バディはダイブマスター以上持ってること」と言われることがある。
(科学的)根拠はほとんど無い。もしかして事故って、安全管理する側が訴えられた時、枠が必要だから、というのが理由。枠に納めておいて、保険を掛けておく。保険があれば、訴えられて負けちゃっても大丈夫。枠がないと、保険屋さんが保険を受けてくれないのだ。
ダイビングの講習なんて、ほとんど全部そう。枠を作って、「この通りにやります」といって保険を掛けておかないと、もしかしての場合に訴えられて負けちゃって大変なことになる。
ダイビングの場合、枠をその通りに実行できると各潜水指導団体に認定された人が、「インストラクター」ということになる。別に、海をすごくよく知っているとか、珍しい生物をどんどん見つけ出せるとか、人間的に立派であるとか、並外れた身体能力とか精神力を持っているとか、そういうこととは一切関係がない。経験的には、むしろ、枠へのこだわりと逆かも。
「枠」がいったんできあがると、「枠」で商売が可能になる。
例えば、ダイビングでは「アドバンスを取りましょう」とか「インストラクターを目指しましょう」とか。
枠は枠。海は海。本来は無かった人工的な枠に、過大な価値を見つけないように。枠は枠に過ぎない、と思う。
10/27からインドネシアに飛ぶ。たぶん、今回のインドネシア、初めて行くダイブクルーズの会社だが、日本より、ゆるい枠の中で潜らせてもらえるはず。同行者は全員、陽気なアメリカ人たちだ。すごく楽しみだなあ。
(インドネシア滞在中も携帯電話から可能な限り、この blog は更新するつもり。でも、クルーズなので、電波が届くところがほとんどなさそうだが。帰国は 11/9 の予定。)
11/11追記: 今回のインドネシアでは、Cカードのランクに関係なく誰でも、完全に自己責任のダイビングだった。Cカードは、見せろとすら言われなかった。バディシステムもガイドも無視してソロでドリフトしても、どこまで深く長く潜っても OK。インドネシアでは免責同意書にサインがあれば、事故っても「知りません」で済む。つまり、「枠」がまったく無い世界(厳密に言うと、ガイドは DM 以上だから、ガイドにくっついていったときに限りちょびっとだけ「枠」があるし、会社自体は「枠」に入ってる)。実際、クルーズ参加前に、DAN への加入が強く勧められていた。私は、すでに加入してたけど。。。
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