説明のためだから何でもいいのだが。ぶっそうな例で。
脅迫状が届いた、とする。「む す め は あず か つ た」と書いてある。どういうわけか、字と字の間の隙間の空き具合がまちまちで意味ありげだ。
この状況を音声電話で誰かに詳しく伝えたいとする。方法は大きく分けて2つあるだろう:
1. 「1mmむす」「5mmすめ」…
2. 「む1mm」「す5mm」…
1は "隙間" (枝)を、2は "字" (節点)を主役にする方式だ。この脅迫状の状況でどちらが優れているかはたぶん明らかだ。
タイ語の教育(参考書など)では、どういうわけかすべて方式1が採用されている。字と字の隙間が母音だ。韻尾という概念は「隙間なし」と同じだ。「隙間なし」が規則的に並ぶ傾向があるのは確かだが、インド系の膨大な借用語には通用しない。だから、「規則的に並ぶ傾向」を規則にしてはいけない。規則だと思った瞬間に多数の例外的な読み方とでたらめな黙字が現れる。
冨田辞書では、潜在母音の o と潜在母音なしの { 音なし | a } の基礎原理のはずの読みすら「特殊な読み」の項にまとめられてしまっている。
『アブギダをアルファベット扱いするから』じゃないかな。母音は字に依って間に依らざれ。
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と、ちょっと思ったから、言ってみた。
今日は内容が無いね。最近、内容がありすぎだったから、ひと休み。
(Photo: Pseudanthias bicolor at I. Ani, Ogasawara, Japan.)
2009-02-20
しっぽが悪い
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00:35
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his
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