2008-06-25

海外での休暇を楽しく過ごすための10ヶ条

昨夜のニュースで、すてきなのを見つけた。

岐阜市立女子短大生6人、フィレンツェの大聖堂壁に落書き 岐阜市の市立女子短大(松田之利学長)は24日、学生6人が今年2月に海外研修旅行でイタリア・フィレンツェ市を訪れた際、13世紀から15世紀にかけて建設された「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」の壁に落書きしたと発表した。』

落書き、ありがち。でも駄目だよ。というコメントが書きたかったわけじゃなくて、次に掲げる、この記事の続きの部分がすごい素敵と言いたい。

『同短大は修復費用の負担を申し出たが、大聖堂側から「謝罪してもらえば責任は問わない。費用負担は不要」と連絡があったという。』
(上記2つの引用部分は、6月24日20時37分配信の YOMIURI ONLINE より)

「謝罪してもらえば責任は問わない」って。かっこいいなぁ。

原典が何なのかは知らないが、英語で書かれた "Ten Guidelines for Travelers" というのが流布している。英語圏の人(に限らないかもしれないが)、なになにのための10ヶ条みたいのが大好き。他にもたとえば "How to Kill Ideas" とか(これはかなりブラックな10ヶ条。MIT 原産だと聞いた)、モーセの十戒とか(あ、これ、原典は英語じゃなかったね)。以下に "Ten Guidelines for Travelers" の日本語訳を書いておこう。

--- 日本語訳 ここから

海外での休暇を楽しく過ごすための10ヶ条
1. 自分の国と何もかもが同じであると期待してはいけません。自分の国に無い何かのために旅に出たのですから。
2. 何であれ、生真面目に考えすぎないようにしましょう。のんきに構えることがすばらしい休暇の秘訣です。
3. 出逢った他の旅行者のことでイライラしてはいけません。自分が楽しむためにたくさんのお金を払ったのですから。
4. 忘れてはいけません。海外ではいつでも、貴方が自分の国を代表しているのです。
5. あれこれ心配ばかりしないようにしましょう。さもないと楽しくないですから。人生、取り返しのつかないことなんてめったにありません。
6. 自分のパスポートが今どこにあるのかは、いつも気にしていましょう。パスポートのない旅人は帰るべき国のない旅人です。
7. 異国に来た異邦人なのですから、郷に入っては郷に従いましょう。
8. たった1人に迷惑をかけられたからといって、その国のひと全員を悪いと決めつけないようにしましょう。
9. 訪問先の国の言葉でありがとうは何と言うのかを調べておきましょう。心からのありがとうという言葉とほほえみとで、相手に対するどんな感謝も2倍になって伝わります。
10. 客を迎える立場の人たちに敬意をはらう旅人は敬意をもって扱われるということを、お客さまとして貴方は知っておきましょう。

--- 日本語訳 ここまで

簡単に守れる項目と、難しいのがあると思う。たとえば私の場合、9 の調べておくことは習慣になってるが、3 はかなり難しい(もちろん、これを思い出して、イライラしないように心がけてはいるが)。

4 を忘れなければ、落書きなんかできないよね。で、同じく 4。かっこいいぞイタリア。
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