2008-08-05

船酔いしたことがない


船に限らず、乗り物に酔ったことがない。小さな子供のころはどうだったか正確な記憶がないが。

最近まで、船酔いしない人というのは神経が鈍感な人なのだと思っていた。でも、実は逆らしい。たとえば、フィギュアスケートの選手はいくら回転しても目が回らないが、三半規管が鈍感なわけではなく、とんでもないバランス感覚を持っている。自慢ではないが、私はバランス感覚にだけは自信がある、体力と運動神経はないけどね。

それ以前にも行くかもしれないが、とりあえず11月に小笠原へ行く予定にした。今年の11月はおがさわら丸がドックに入るため、観光客がほぼゼロになる。観光で食ってる島民も、客がいないのだから休業にして、上京したりする。その時期を狙うのだ。

ただし、ドック入り前のおがさわら丸の最終便には、インドネシアへの旅行の計画がすでにあるために間に合わない。じゃあ、行けないか、というと実は行ける。貨物船「第二十八共勝丸」に乗るのだ。

共勝丸はおがさわら丸に比べて小さい船だ。貨物船だからスタビライザなんかついてない。揺れることで有名。東京から父島まで45時間くらいかかるし、機関室のドアは開けっ放しなので油や排気の臭い、騒音も気になるかもしれない。

というわけで、たとえば「父島ユースホステル」あたりでミーティングの時に「共勝で来ますた」と言うと神になれるとかなれないとか。言ってみたことはないけどね。あ、小笠原海運の営業部長さんに「共勝、大好き」とは言った事があるけど、彼は「あれは人間の乗る船じゃないです」だと。確かに。危険物とか産業廃棄物とかも乗るし。

でも、船酔いしない私には不思議。いままでに6回、共勝丸に乗ったことがあるけど、毎回、とっても快適な船旅だったけどなぁ。安いし、食事はおいしいし、操舵室からの眺めは最高だし。

何か変ですか?

(写真は高層気象観測用の風船に入れる水素ガスのボンベと、それを運んで来た共勝丸。7月13日、父島二見港にて。)
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