一昨日の記事にした「振り込め詐欺」の件で、最寄の警察署に相談に行ってきた。刑法第二百四十六条に詐欺罪があるので、警察で捜査してくれる。詐欺の類は立証が難しいので、お金だけ取り戻す目的なら民事で済ますことも多いと聞いた。今回の事件は少額なのではっきりいってお金を取り戻すことはどうでもよい。刑事事件にしてしまって、犯人を「十年以下の懲役」にぜひとも処して懲らしめたい。
刑事課の大部屋には机がならんでいた。「強行犯」とか「盗犯」とか書かれたボードが天井からぶらさがっている。まるで刑事ドラマみたい、って本物だものな。
詐欺は「知能犯」。年配の刑事さん(頭がめちゃめちゃ切れそう)が、「おい、メモとれ」と若い刑事さんに言ってから私の話を聞いてくれた。2人組ってとこもセリフも、刑事ドラマと同じ。(笑)
で、結論は「まだ、詐欺とは断定できない」。私自身がリプラスなり、収納を代行したアプラスにきっちりとお金はどうなったのかなどの確認を取らない限り、警察は動けないのだそうだ。本当にリプラスに振り込まれたのか(リプラスを騙った誰かに振り込まれていないか)も私が確認しないといけないそうだ。
しょうがない。リプラスには電話がつながらないんだけども、都心に出向くときに本社に押しかけてみるしかないな。
でも、頭の切れるこの刑事さんは「限りなく詐欺に近いですね」「詐欺の時効は7年ですから急がなくて大丈夫です」と言ってくれた。1件1件は1万円と少額で、被害者が届出たり調査しないことを予測して、リプラスは詐欺を働いたのだと思う。被害者が1000人いれば1000万円の丸儲け。ぜったい許せん。
賃貸契約を仲介した大手不動産屋の支店長が「被害者のとりまとめをする予定は全くない」と言っていたと、この刑事さんに話したら、「そもそも不動産屋ってのは悪い奴がやる商売ですからね」「支店長レベルじゃ上の総務あたりから回ってきたマニュアル通りの応対しかできないでしょ」と断言してた。あははは。この刑事さん、大好きになれそう。顔も素敵なので、刑事ドラマで主役にできると思う。
私は、この件はのんびり、しつこく調査していく。1万円が戻ってくるはずはないが、悪い奴がそのままになるのは良くない。私に振り込め詐欺の請求書を送ってしまったことを深く後悔させてやるのだ。この1万円をプライスレスな体験に変えなきゃ。(笑)
16:31 追記: リプラスのコールセンター 0353325306 に電話がつながった。つながるまで「ただいま電話が混み合っております」というアナウンスが延々流れたが、携帯から番号通知で掛けたから、その間に誰なのかを調べていたようだ(私の携帯番号は契約書に書いてあるので向こうは知っているはず)。かみやさんという女性が、泣きそうなうわずった声で応対してくださった。こちらが名乗る前に、向こうから私の名前、物件名を言いあててくださった。で、入金は確認されているし、名目は1年間の保証委託料だと。ふーん、ハウスコムの話だとそれはリプラスに直接払う筋の金じゃないんだけどな。かみやさん、「なんならご返金します」とも言ってた、なんじゃそりゃ。自ら、本来は要らない金を受け取ったってこと認めてるじゃん。私はそれに対して「返金はどうでもいいです。もう警察行ってきました。詐欺罪で立件できるそうですよ」って答えちゃったんだけど、息を飲んでた。ははは。ごめんね。かみやさんが悪いわけじゃないのに、なんかかわいそう。
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