2009-02-15

Pure Diving



「鼓膜に穴」とかダイビングとかの関連でこの blog を訪れた人が、心配するかもしれない(?)のでその後の様子を書いておく。

治った

穴があいてから1ヶ月くらいは潜っちゃだめ、と言われたが、穴そのものは4日くらいで塞がった。細菌による感染症は全くなく、むしろ、抗菌剤の副作用で日和見の真菌 (Candida sp.) がはびこって膿が出ていた。

というか、「どうして何もしていないのに、ある日とつぜん、鼓膜に穴があいたの?」が気になるが、お医者さまはそういうのを調査研究する人ではない。原因不明。結果的に聴力が戻ればおしまい。

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潜水に行けないので、変な言葉を作ってみた:純粋潜水

潜水という広い活動に対してその一部分を言い、ニュアンスとして「その他の部分に興味がない」をも表す。

数学に対して、純粋数学という言葉がある。語学に対しては、言語学。「タイ語勉強してます」と「タイ語学勉強してます」では意味が違う。そういう意味の、ダイビングに対しての言葉だ。

スクーバを使う必要はない。純粋に潜水なのだから、あれば「えらこんぶ」を使ってもよい。だから、潜水技術の類には興味がないはずだ。技術うんぬんは道具をいかに使うか、という話なのだから。ましてや、アフターダイブが楽しい、とか、南の島のリゾートでのんびり、とかは興味がないはずだ。ダイビングを通じての友達の輪みたいなのにも興味がないはずだ。

潜水医学だって、圧力の高い空気を吸ってるから問題になるのであって、潜水艦を使って潜水すればいいのだから興味がないはずだ。ましてや、フリーダイビングのような「記録への挑戦」みたいなノリは全然ちがう。水中写真だって道具を使うのだから、純粋潜水の目的にはなり得ない。

ということで、道具やら人間やらを取り除いて、最後に残すもの。それは、物質としての水だけでは狭過ぎるので、天然の水たまり(海、湖、川など)ではないだろうか。というわけで、

「天然の水たまりの中がどうなっているか」にだけしか興味のない潜水

これを純粋潜水と今後、呼ぶことにしまーす。みなさん、この言葉、どんどん使って下さい。活動してください。

「純粋潜水」の中に分野的には大きく「生物」と「地理」と「地球物理」と「基礎」が考えられる。各分野の専門家は、どこかの純粋何何みたいに、仲が悪かったりして。ちなみに、対立する概念は「応用潜水」だ:ガイドさんに指差してもらうフィッシュウオッチングは、ガイドという人間が居るため不純で、応用潜水のほう。ははは。

私は、ぜひ純粋潜水専攻で「生物」分野の勉強がしたいなあ。。。って、海、行きたいってことをひねくれた表現で言ってみただけ。(笑)
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