赤黒ゲーム 2009-01-03 個人的な好み,振り込め詐欺,数学
リプラス破産 2008-09-27 振り込め詐欺
リプラスとハウスコム 2008-09-22 振り込め詐欺
刑事課知能犯係 上記と同じ日 振り込め詐欺
振り込め詐欺に引っかかった 2008-09-20 振り込め詐欺


2009-01-03

赤黒ゲーム

最近は流行ってないが、20年くらい前には「自己啓発セミナー」というのがいろいろあった。

大学生が仕送りの学費をこれの参加費として注ぎ込んでしまったとか、女の子とデートだと思い込んで待ち合わせ場所にいったら「プレセミナー」に連れて行かれたとか、私が知る限りでもいろんなトラブルがあった。企業の研修に使われ新入社員が強制的に参加させられたとか、封印されていた過去の忌まわしい記憶が全員の前で強制的に暴露され精神病になったとかいう話も聞いた。

私の場合は当時、1ヶ月分のバイト代が盗難に遭い食うに困って、バイト先で「ねえねえ今月はピンチなんだ。来月どうにかするからおごって」と言っていたら同僚にプレセミナーに連れて行かれた。「Basic コースの代金11万円は貸す、セミナーに参加して価値が無かったら返してくれなくていい」とまで言われ、通いで3日間の Basic コースに参加したのだ。

自己啓発セミナーに関する詳しい情報と、その問題点に関しては Large Group Awareness Training のページで充分。本当にすばらしいページだ。

「ベトナム戦争に従軍し精神を病んだ人を社会復帰させるためのカウンセリングの手法を健常者に応用したのが自己啓発セミナー」というのを今まで信じていたが、上述のページによるとそれはフォークロアであり、真相は「マルチ商法の手口」なんだそうだ。そうだよね、私のように Basic コースだけで「セミナーの金儲け主義が腹立つ。内容も値段に比べてつまんない」と止めてしまう人は実際に少数派で、ほとんど全員がより高額な、泊まり込みの中級コースに引き続き参加したようだから。

昨日は、ある占いに関する記事を書いたが、一度はまると抜け出すのが困難なものは世の中に多い。引っかかる側の意志が強いとか弱いとか頭がいいとか悪いとかの問題ではなく、騙す側が金儲けに関してかなり巧妙な手口を使っているのだ。

上述のページにも記載がある「赤黒ゲーム」は、私が参加したときにもセミナー2日目のプログラムに含まれていた:

--- 赤黒ゲームの説明

ルール
◎ 参加者全員(約100名)は半数ずつの A チーム、 B チームに分かれる。ゲーム開始前に(必要ならばゲーム途中でも)、チームごとの別室で、戦略を議論するための短い時間が与えられる
◎ ゲームは全部で6回戦。1回の対戦はそれぞれのチームが赤または黒のカードを1枚出すことで行われ、その組合せでチームの得点が決まる(ただし、3回戦目の得点は2倍に、6回戦目の得点は3倍に計算する):
赤赤のとき、両者とも-3点
赤黒のとき、赤を出したチームは+5点、黒を出したチームは-5点
黒黒のとき、両者とも+3点

達成すべきゴール
蓄積した合計点を最大にして勝つこと

--- 説明おわり

こんなゲームは、ルールと達成すべきゴールの説明を受けた瞬間に「両チームとも全部黒にすりゃいいじゃん」って分かるくらい底が浅い。実際、私がこのゲームをやったときには、他方のチームにもそう分かってる人が1人だけ居た、とあとで聞いた。だから、結果的に両チーム全部黒となった。担当のトレーナー(セミナーの司会者/進行係)は「こんなにうまくいったのはいままでで初めてです」と言ってたけど、本当かなあ。簡単すぎるよ。

いまから考えると、私にはセミナーのマルチ商法的側面がうすうす分かっていたから、「全部黒」が要求されていると分かったんだろう。なにしろ、マルチ商法(赤しか出さないチーム)を信じて引っかかる(黒ばかり出す)人を養成してるセミナーなのだから。他の参加者には、「いままでそういう『両者が勝つ』という考え方をしたことがありませんでした。ありがとうございます」と戦略提案者の私があとで個人的に感謝されたり、「セミナーで行われたゲームの中で赤黒ゲームが一番価値があった」という人がいたり。なんだかなあ、そんなもんなの?と、当時も思った。

赤黒ゲームのチーム分けの際には、自己啓発セミナーの運営側も「なるべくうまくいく」ように、分かりそうな人をAチーム、Bチームに分散させるようにしている、というのもあとで知った。今ごろ言ってもしょうがないが、私をそう認めていただけたようで、たいへんに光栄です。(笑)

まあ、Basic セミナー参加費と、プレセミナーに連れて行かれた時の夕飯一食分とが無料だったにしては、暇つぶしになった。でも、そもそも商品の「価値」というものは「価値がある」「価値がない」の2通りだけではなく、「払うお金に見合ってると思えるかどうか」じゃないのかな?

私は赤も黒も出さない。こんな「価値がないにほぼ等しい」ゲームへの参加自体、拒否だね。

2008-09-27

リプラス破産


「リプラス」が、9/24日、破産申告を東京地裁に行い、破産手続き開始が決定された。

やっぱりね。

ハウスコムから、リプラス破産の連絡が来たのが今日の夕方。お知らせ遅すぎ。しかも、10月分の家賃が 9/29 に私の銀行口座から自動振替される可能性が高いから、自分で銀行に電話して停止しろ、って。

もし、自動振替されてしまってリプラスに金が渡ると、破産管財人のものになってしまう。全くひどい話だ。

この「連帯保証人代行」の業界、全く信用できない。何の法律も、この業界を制約していないんだね。役人は何をやってるんだ。たとえば、旅行業にはものすごい法律的縛りがあるんだけどな。

と怒ってもしょうがないので、とりあえず、明日、銀行に電話しよっと。銀行のこういう関連の窓口は、日曜でもやってるみたいなのが救い。ハウスコムも信用できない。なるべく早く、どっかに引越そう。

2008-09-22

リプラスとハウスコム


忘れないうちに、リプラスの一件を時系列的にまとめておこう。契約を仲介している大手不動産屋の名前を隠しておいてもしょうがないので、晒してしまおう。「ハウスコム」だ。

08/27 店子の口座から9月分の家賃が自動振替でリプラスへ
09/06 この日付けでリプラスから店子へ10000円の請求書発送
09/09 私のところに請求書到着
09/10 私がリプラスヘ10000円振り込む
09/10 店子から集めた家賃をリプラスが家主へ振込む予定日
(実際には振り込まれなかった)
09/17 この日付けでハウスコムから「リプラスについての状況報告」という文書が家主と店子へ発送
09/20 私のところにハウスコムからの文書到着。私は、ただちにハウスコムにねじこみに行く。
09/22 警察に相談 ← いま、ここ。

「連帯保証人代行業」ってのは、手数料収入だけでなく、店子から預かった金を家主に払うまでの間、資金運用して儲けているんだね。リプラスはどうやら運用で大失敗して、資金繰りが悪化。どうせ逃げるならと、振り込め詐欺も一発かましてからとんずら。という構図だな。

ハウスコムの説明では、9/30 に(店子から集めた9月分の)家賃が回収されるってなってるけど、まず、無理。この資金はどこかへ消えるはず。

さあ、店子としては面白くなってきたぞ。アパートをたくさん経営してる家主さんには気の毒だけど。

刑事課知能犯係

一昨日の記事にした「振り込め詐欺」の件で、最寄の警察署に相談に行ってきた。刑法第二百四十六条に詐欺罪があるので、警察で捜査してくれる。詐欺の類は立証が難しいので、お金だけ取り戻す目的なら民事で済ますことも多いと聞いた。今回の事件は少額なのではっきりいってお金を取り戻すことはどうでもよい。刑事事件にしてしまって、犯人を「十年以下の懲役」にぜひとも処して懲らしめたい。

刑事課の大部屋には机がならんでいた。「強行犯」とか「盗犯」とか書かれたボードが天井からぶらさがっている。まるで刑事ドラマみたい、って本物だものな。

詐欺は「知能犯」。年配の刑事さん(頭がめちゃめちゃ切れそう)が、「おい、メモとれ」と若い刑事さんに言ってから私の話を聞いてくれた。2人組ってとこもセリフも、刑事ドラマと同じ。(笑)

で、結論は「まだ、詐欺とは断定できない」。私自身がリプラスなり、収納を代行したアプラスにきっちりとお金はどうなったのかなどの確認を取らない限り、警察は動けないのだそうだ。本当にリプラスに振り込まれたのか(リプラスを騙った誰かに振り込まれていないか)も私が確認しないといけないそうだ。

しょうがない。リプラスには電話がつながらないんだけども、都心に出向くときに本社に押しかけてみるしかないな。

でも、頭の切れるこの刑事さんは「限りなく詐欺に近いですね」「詐欺の時効は7年ですから急がなくて大丈夫です」と言ってくれた。1件1件は1万円と少額で、被害者が届出たり調査しないことを予測して、リプラスは詐欺を働いたのだと思う。被害者が1000人いれば1000万円の丸儲け。ぜったい許せん。

賃貸契約を仲介した大手不動産屋の支店長が「被害者のとりまとめをする予定は全くない」と言っていたと、この刑事さんに話したら、「そもそも不動産屋ってのは悪い奴がやる商売ですからね」「支店長レベルじゃ上の総務あたりから回ってきたマニュアル通りの応対しかできないでしょ」と断言してた。あははは。この刑事さん、大好きになれそう。顔も素敵なので、刑事ドラマで主役にできると思う。

私は、この件はのんびり、しつこく調査していく。1万円が戻ってくるはずはないが、悪い奴がそのままになるのは良くない。私に振り込め詐欺の請求書を送ってしまったことを深く後悔させてやるのだ。この1万円をプライスレスな体験に変えなきゃ。(笑)

16:31 追記: リプラスのコールセンター 0353325306 に電話がつながった。つながるまで「ただいま電話が混み合っております」というアナウンスが延々流れたが、携帯から番号通知で掛けたから、その間に誰なのかを調べていたようだ(私の携帯番号は契約書に書いてあるので向こうは知っているはず)。かみやさんという女性が、泣きそうなうわずった声で応対してくださった。こちらが名乗る前に、向こうから私の名前、物件名を言いあててくださった。で、入金は確認されているし、名目は1年間の保証委託料だと。ふーん、ハウスコムの話だとそれはリプラスに直接払う筋の金じゃないんだけどな。かみやさん、「なんならご返金します」とも言ってた、なんじゃそりゃ。自ら、本来は要らない金を受け取ったってこと認めてるじゃん。私はそれに対して「返金はどうでもいいです。もう警察行ってきました。詐欺罪で立件できるそうですよ」って答えちゃったんだけど、息を飲んでた。ははは。ごめんね。かみやさんが悪いわけじゃないのに、なんかかわいそう。

2008-09-20

振り込め詐欺に引っかかった


いま借りてるアパートの連帯保証人を代行している会社の子会社(実際の業務を担当)が不渡りを出した。会社の名前はリプラス。

この連帯保証人代行会社、不渡りを出す直前に、自分の持っている個人情報を利用して、「振り込め詐欺」をやってくれた。私はまんまと引っかかった。
被害金額1万円
個人名、借りているアパート名を正確に書いた振込票を送付された。「連帯保証人を代行してもらっている」という情報そのものは普通は知り得ないはずだし、リプラスという名前自体はアパートの賃貸契約書に明記されており知ってたから、これは払わないといけないと信じきってすぐ振り込んでしまった。

今、「連帯保証人代行付きアパート契約」を仲介した不動産屋に行ってきたんだけど、大変な騒ぎになってた。電話の応対だけで店員は必死。店子から集めた家賃が家主に渡らず、1ヶ月分まるまる消えたのだ。

振り込め詐欺に関して不動産屋にねじこんでみたけど、不動産屋は「他にもその被害にあってる人が多数いるが、うちはそれに関してはなにもするつもりはない」だと。不動産屋って、そういう冷たい商売なんだね。

1つの物事の表裏。表の方
「他人を信用して連帯保証人になるのはよせ」
はよく言われることだけど、裏の方
「他人の連帯保証人になるやつは信用するな」
を今回のリプラスの事件で、学習させられた。