キャンセルのメールは書かないのが常識? 2009-10-08 インドネシア,ダイビング,小笠原,旅行業
遠くへ行きたいなら 2009-09-23 旅行業
Chi Chi 2009-09-07 ダイビング,小笠原,旅行業
迷路人さんちが面白い 2009-07-06 資格試験,自然言語,旅行業
八丈〜父島 2009-06-09 小笠原,旅行業
偉い人の知り合いは偉くない 2009-05-22 ダイビング,英語,個人的な好み,船,旅行業
生物多様性 2009-05-07 ダイビング,英語,自然言語,生物,旅行業
バリ3 2009-04-14 ダイビング,小笠原,旅行業
Nyepi と Easter 2009-03-25 インドネシア,インドネシア語,旅行業
Female-heterogametic species 2009-02-27 ダイビング,旅行業
方法を教えるための詭弁 2009-01-08 ダイビング,個人的な好み,数学,旅行業
大きくなってからね 2009-01-06 個人的な好み,旅行業
Coto Makassar 2008-12-30 インドネシア,インドネシア語,個人的な好み,旅行業,料理
Terlambat 2008-12-29 インドネシア,時間,小笠原,船,旅行業
加圧 2008-12-04 ダイビング,資格試験,旅行業
Mendarat Darurat 2008-11-15 インドネシア,インドネシア語,旅行業
Pinisi 2008-11-10 インドネシア,インドネシア語,ダイビング,船,旅行業
エンジントラブル 2008-11-09 インドネシア,ダイビング,個人的な好み,旅行業
ITO/HMS 2008-11-08 インドネシア,時間,旅行業
e-ticket 2008-08-15 インドネシア,インドネシア語,時間,旅行業


2009-10-08

キャンセルのメールは書かないのが常識?

1ヶ月前くらいに、「ロシアの人が小笠原に行きたがっているので、その仲介をしている」という話を書いた。

そういう場合の契約のルール(キャンセル料とか前金の割合とか)は、とくにひな形があるわけではないので、2ヶ月前までに前金、1ヶ月前までに基本料金の全額、ということにして、請求書を作り、先方にメールで送った。

と、言葉で書くと、簡単そうだが、相当な時間がかかった。なにしろ、こういうケースは初めてなので、転用できるような過去のフォーマットがない。そこから作らないといけなかった。それに、小笠原観光協会に問い合わせても、英語で書かれた、陸上のツアー等の「料金等も含めた詳細なページ」は発見できなかった。

こんなので、小笠原は世界遺産になって平気なのか?とすこし思ったが、話は逆で、世界遺産になればお金が出て来て、あっというまにこんなのは整備されてしまうのだろう。

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で、上の、私の努力は全く意味がなかった。

ロシアからは前金の入金がないのだ。メールで催促しても、返事すらない。失礼な。

でも、こういうことは初体験ではない。昔、インドネシアの某所でも同じようなことがあった。そのときは、行こうと思っていた予約だけ済んでいる場所に、そろそろ入金しなきゃ、と思っていたら返事がなかった。何度メールを書いても、返事がないので、あちこち調べ回った結果、そのリゾートは潰れていることが判明したのだ。

ビジネスなんだから、返事ください。潰れたのなら、予約している人全員にお知らせ出してください。

と思うのだが、これは実は日本の常識であって、世界の常識ではないのかもしれない。世界の常識は「お金の損失がない場合にはメールは出さなくてよい」なのかな、と今回の事件で考えなおした。

次回からは、こんなにめげなくなる、はず。(今回は、そうとうめげて、倒れていました。)

2009-09-23

遠くへ行きたいなら

飛行機で遠くへ行きたい。

そう考えていたら、「世界で一番遠い場所」はどこだろう?と調べ始めてしまった。

同じようなことを考えていた人がいて、解答は出た。イースター島(IPC)だと。

「世界で一番遠い場所」の定義にもよるが、上のリンク先のページでは、

1. 定期航空路がある。
2. 同じ諸島に属する他島への航空路は無視する。

というルールだ。2を詳しく説明すると、例えば、ハワイはハワイ諸島以外からは離れている。でも、ハワイ諸島内に短距離の定期航空路がたくさんあるため、それは無視したい。そういうことだ。

上のリンク先の情報によると、イースター島の空港には滑走路が1本しかないそうだ。悪天候の場合、他へ避難するわけにもいかないので、3時間前には飛ぶかどうかを決定する必要があるらしい。滑走路上で事故が起こったときに、他機への事故の波及を防ぐため、空港へ時間をちょっとずらして2機飛ばすわけにもいかない、とも書いてある。

すごいなあ。行ってみたい。

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おそらく、上記の意味で、「日本で一番遠い場所」は、南北大東島ではないだろうか。余談だが、2つの島の間にも定期航空路があるが、これは世界最短だという話をどこかで聞いた。

2009-09-07

Chi Chi

最近は twitter 側に先に流して、あとで blog に書くようになってしまった。よく、「ブログは書く敷居が高い」と言うが、確かにそうかもしれないと実感し始めた。

さて、今月の始めから、ちょっとした縁で、ウラジオストック(ロシア)のダイビングショップの小笠原ツアーの仲介みたいなことをしていた。昨日、12月上旬のそのツアーの請求書をロシアに送った。先方はそれで費用が確定したわけで、いまごろは集客しているはずだ。

仲介をしたとはいえ、旅行業の登録をしているわけではないので、「業務」とは言えない形にした: 私は一銭も貰ってないし貰う予定も無い。旅行業法に違反したら、下手にちゃんと取扱管理者の資格を持っているから逆にまずい。(笑)

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何回か、ロシア側、小笠原側の双方とやりとりをしているうちに、小笠原側の冗談好きのオーナーさんが「チーム・ボルシチ」と彼らのことを呼び始めた。なかなかかわいいネーミングなので、私も小笠原側とのやりとりではそう呼んでいた。名前を付けるというのは、情報が圧縮できて、「例の12月上旬のウラジオストックのショップさんの件」と長く言わなくて済むので賢明だ。

すると、今度は、「チーム・ボルシチ(夜はスミノフ)」とオーナーさんが言い始めた。をいをい、確かにロシア人の夜の宴会は飲み方が凄いが、スミノフはアメリカ産のウォッカだろ。念のため、Wikipedia を調べて仰天した。

Chi Chi

というウォッカベースのカクテルがある。上の写真は Wikipedia のピニャ・コラーダからの引用だが、ピニャ・コラーダのベースをラムからウォッカに変えたものが Chi Chi だ。

なんということだろう。ロシア側とのやりとりで、私は何回も何回も知らずに Is. Chichi と書いていた。

12月には私も父島へ行くつもりだ。Is. Chichi でロシア人と Chi Chi で乾杯というのは、なんだかシュールで怖い。

2009-07-06

迷路人さんちが面白い

ついこの間から、この blog の右段に迷路人さんのブログ「大陸浪人のススメ 〜迷宮旅社別館〜」へのリンクを貼っている。そして、結果的に、自分の blog を更新するついでにいつもチェックを入れてしまっている。

あちらは、(2ch 的なノリが食わず嫌いな人には向かないが) 2ch の "良スレ" の醸し出す芳香を持つ。広告がめだたないというのも、私好み。ついでに、タイトルが「旅社」なのも、まるでうちが真似しちゃったみたい(念のため:因果関係はないよ)。

(すでに昨日になってしまった) 今日は、数日前に起こった、上海で建築中のマンションが倒れたニュースの話題が迷路人さんのところで取り上げられていた:日本と中国のそれぞれのネット民の反応が、あまりにも面白かった。あっちのブログで長居 (ROMです) をしてしまって、こっちのブログの更新がおろそかになってしまった。今回は、えーと私は、もともと blog に何を書こうと思っていたんだっけな。。。

あちらは、何よりも、内容(題材の選び方、翻訳、注釈)のレベルがとーんでもなく高い。いいなあ、中国語ができて、いろいろ知っている人は。

とりあえず、今は、迷路人さんが翻訳してくださったのと、元の中国語のを対照して見るようにしている。漢字だから、原文もぼんやり意味が分かってくる(これでは、発音できるように永遠にならないけど)。

そのうち、直接、原文が読めるようにならないかな、なんて夢想したりしてね。(ファンタジーです。笑)

そうか「コピペ」は「複製粘貼」というのか。って、いろんな言い回しに、子供のように、いちいち感心してる。←いまここ

うちのブログでおすすめしてるブログはおすすめですよ。ってば、おすすめ。

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と、他人様をすごい、とかうらやましがっている暇があったら、自分も出来る範囲で、ちょっとはネットに奉仕しなきゃね。(上の画像。たぶん、少し貢献できたw。)

2009-06-09

八丈〜父島

全然、気が付かなかった。もっと派手に宣伝すればいいのに >> 小笠原海運

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東京(竹芝)〜父島を往復している おがさわら丸 は、毎年6月末に1度だけ、八丈島に寄港する。しかし、一般客は八丈島から乗ったり降りたりはできない。

というのは去年までの話になった

さっき、なんの気無しに小笠原海運のウェブページを見ていたら、今年からは「募集型企画旅行」の形で、一般客も八丈島から乗れることを発見:
31500円というのは八丈〜父島の往復運賃(2等)で、竹芝〜父島の往復運賃(2等)42420円より安い。とはいえ、内地に住んでいる観光客にとっては、八丈までの運賃が別に必要だから、時間をお金で買うことになると思うが。

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小笠原海運は、船のチケットだけではなく、船+宿のパック(「おがまるパック」)も販売しているので、もちろん、きっちり旅行業の登録をしている。

で、今回の八丈寄港便。船のチケットだけなのに「募集型企画旅行」:この形式の旅行商品は、旅行会社の営業所があるところか、その隣接市区町村内発着のツアーでないと募集できない。供託金を極めて多額に積んでいる大手の旅行会社以外には、この制限があるのだ。小笠原海運は、本社が田町で、法律上、竹芝と八丈は「隣接している」とみなされているからこそできるワザだ。

なるほど。提携他社が売りやすいし、運賃を安く設定できるし、だから「募集型企画旅行」にしたんですよね?

がんばってるけど、売れてるのかなあ。。。他人事ながら、ちょっと心配。

2009-05-22

偉い人の知り合いは偉くない

この blog の2009-05-19の記事で登場したおじいさんもそうだが、『国連』と言われると、なんだかとっても偉いと思える。自分がおバカなだけなのかもしれないが。

思い出せば、私が高校のときの英語教師の一人が、国連の関連の仕事で通訳をやっていた。というのを、ご本人が当時言っていた。でも、詳細は不明。考えてみれば、「関連」の具合はピンからキリまでありそうだ。で、なんだか、私の英語嫌いはこの教師に始まっているように思う:慣用句をひたすら覚えさせ、ペーパーテストというだけの授業。しかも、私は中高一貫校の途中編入(高校だけ)だったから、3年分のギャップがすでにあり、そんなのは埋められるはずは無し。『国連』の「すごい」人に教わって、点数はほとんどビリ、もう最悪だ、ってわけだ。

もっと楽しい教材を使ってくれていたら、ここまで英語が大嫌いじゃなかっただろうに、と思い返す。慣用句なんかは使われた場面とともに自然に記憶するものであって、それだけを抜き出して例文もなく丸暗記するものではない。

おっと、人のせいにしてはいけなかった。ええ、もちろん私だけが悪いんですよ。ネイティブ以外には絶対に通じないような、単語の意味からは推測のつかないような慣用句、いっぱい憶えてたほうが世界中でのコミュニケーションの役に立ついい英語だものね。(笑)

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そういえば、少し前に奇妙なニュースがあった: "Peace Boat" がソマリア沖で海上自衛隊に護衛されたという話だ。これに関しては、マスコミよりヒロさん日記 の方がまとまっている。自衛隊の方々、タンカーとか他の客船を護衛するならともかく、こんなのを護衛するの、任務とはいえ本当にご苦労さまでした。(誤解のないように:「こんなの」というのは乗客の一人一人を意味していない。 Peace Boat を意味している。)

Peace Boat に乗ったことがある人を知っていた(今は縁が切れている)こともあり、この機会にあれこれ調べてみた。

あ、ピースボートも『国連』を権威付けに使っている:
ピースボートは国連の特別協議資格をもつNGOです

(ピースボートのホームページより。URL はわざと省略。)

うーむ。ピースボートは、国連の、経済社会理事会 ECOSOC特殊諮問資格 Special Consultative Status を持つNGOであることは確かのようだが。

でも、「国連の」は "消防署の方から来ました" 並みの詭弁だ。たとえば、「世界の安全のために働く」って「世界の日本のどっかの町の電気屋さんが工事しにきて家庭内の電気配線の安全のために働く」とは意味が違うはず。(もし、電気屋さんが気を悪くしたらごめんなさい。)

あと、 Consultative Status には General / Special / Roster があって、この順に偉くなくなる。「一般 General」は全体、「特殊 Special」はごく一部、という意味だ。つまり、 Special は「特別扱いされていて偉い」のではなく、完全に逆。

協議(対等に議論する)と諮問(お偉いさんが進言を聴く)も意味は全然違うしさ。。。(汗)蛇足: 英語の語源的には consult は「一緒に座る(語り合う)」というくらいの広い意味範囲を持つ。

こういうふうに「国連」で権威付けして、誤訳すれすれで優良誤認させても、広告して集客しないと儲からない。広告、集客の行為は旅行業法の規制を受けるため、ダミーの旅行会社「ジャパングレイス」がある。よくみかけるグレーな方法だ:旅行業法が厳しい部分は旅行会社としてはやらない(傭船とかね)、でも集客と旅行契約はダミー旅行会社がやってるふり。同じ方法は、海外のダイビングツアー関連でもしばしば見受けられる。普通は問題ないし、(たとえば、自衛隊を喚んだのは誰だとかの)どうでもいい責任はたらい回しできて便利だけど、どっかの会社が潰れたとか、(船が壊れたとかの)各種の本物のトラブルがあったときに旅人との間で揉めまくるだろうな。

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ジャパングレイスの「ホームページ(URLはわざと省略)→ Peace Boat クルーズ → 私たちの目指すこと」に
2001年9月にニューヨークで起きた同時多発テロ事件、そして2003年3月の米英軍によるイラク攻撃で旅行業界が大きな打撃を受けたことに象徴されますように、旅行業は本質的に「平和産業」です。だれもが旅を楽しみ、異国の美しい風景や生活にふれることができるのは、「平和」という前提があってこそ。テロや戦争、あるいは人権侵害、環境破壊などの問題に人々が脅かされる状況にあっては、決して成立することのない産業。それが旅行業なのです。

旅はふつうの人が主役となる「外交」だといえます。ひとりでも多くの人たちが世界を旅し、そこに暮らす人たちと出会い、その生活や歴史を知ること-テレビや新聞の報道では伝わりきらないコトに直接触れること-は、異なる国や環境に暮らす人々との相互理解につながって行くはずです。それが、平和に向けての第一歩であると私たちは信じています。

『旅が平和をつくり、平和が旅を可能にする』。だからこそ、「旅行」という面から、積極的に平和の実現に尽力していきたい。それが、わたしたち(株)ジャパングレイスが目指すことなのです

とあるが、この意見には反対

海外旅行は「経済格差」で成り立っている面が大きく、旅行会社は「世界の情報は分断されている」とか「多発するトラブルの緩衝材として」で成り立っている面が大きいよ。本当に平和でトラブルなんか存在せず、みんながお金持ちで、誰もが知りたい情報を自分の言語で完全な形ですぐ得られるとかいう、いわば「べた凪」の世界では、みんなが個別に(お金に糸目をつけずに)予約をとって旅行してしまい、手数料で商売している旅行業は成り立たないし、不要。そんな平和な世界では悪徳旅行会社を防ぐためだけに存在する法律「旅行業法」は無くなっているはずだ:クルーズでさえ船会社が募集すればいいし、現地ツアーは着いてから各自がガイド業者さんにお願いする、ってわけだ。あ、現地ツアーは JTB さんへ丸投げでしたっけ、ジャパングレースさんとこは。

と、私が大まじめにならなくても、消費者保護のためにある旅行業法が仮に無かったら、本体の Peace Boat で広告と集客ができるんだから、志の低いダミー会社自体が存在しないでしょ?実際、 Japan Grace と組む(買い取った?)以前はそういう違法状態だったわけだし。それとも、たらい回しのメカニズムのほうが必要なの?

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以上、まとまりのない文章でした。
結論: 『国連』と自称するものに注意!

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参考までに付記(2009-05-23): (国連のホームページの FAQ より)
Q. How many NGOs are there in consultative status?

Currently there are 3051 NGOs in consultative status with the Economic and Social Council (ECOSOC), and some 400 NGOs accredited to the Commission on Sustainable Development (CSD), a subsidiary body of ECOSOC. NGOs in the CSD roster need to contact the NGO Section of DESA in order to apply to consultative status.

...(中略)...

Q. Are NGOs in consultative status part of the UN?

No, they are not. They are not representatives or agents of the UN, nor are they authorized to enter into business arrangements on behalf of the UN. Consultative status does not entitle them to special privileges, tax exemptions, diplomatic passports, etc.

Q. Are NGOs in consultative status entitled to use the UN logo?

NO!, they are not. Not unless the NGO obtains a written authorization from the UN Office of Legal Affairs first. Under no circumstances is this permission granted for use on stationery or business cards.

キッチリ書いてある: たとえば、UN のロゴを使うのはすごい!ことで、特別だかなんだかいうしょぼい資格じゃ「名刺に使う」って申請したって許可が下りることはあり得ない、ってさ。

お?私は NAUI のロゴを使う資格があって、名刺に使ってもいいんだったよな。って、関係ない?(笑)

2009-05-07

生物多様性

この blog の2009年4月29日の記事を書きながら、いろいろ調べていた。

メカジキが記載されたのは、 "動物" の学名の原点たる

Caroli Linnæi... Systema naturæ per regna tria naturæ, secundum classes, ordines, genera, species, cum characteribus, differentiis, synonymis, locis. Tomus I. Editio decima, reformata. Holmiæ, Impensis Direct. Laurentii Salvii, 1758.

に於いてだ (p.248, l.-4)。つまり、 Xiphias gladias は "動物" の学名としては世界最古のうちの1つなのだ。

上記の本をスキャンしたものが、 Biodiversity Heritage Library から無料でダウンロードできる。ネットって本当に便利だ。

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ここで出て来た "biodiversity" という英単語は、海外のダイビングリゾートの宣伝文句にしばしば含まれる単語だ。この場合は、要するに「海の生き物がいろいろ居まっせ」という意味なのだが、ちょっとシャレて

bio-diver-sity

などと書いてあることも多い。なにしろ、 diver 向けの宣伝なのだから。

このシャレを「日本語訳」してみた:

いぶつのいろル」

これでは、無理があり杉?

2009-04-14

バリ3

ダイビングのあと、いつものようにダイビングサービスで、あーでもないこーでもない、と無駄ばなしをしていた。

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超常連のKさんがケニアに行ったときの話をした。

「すごかったんだから〜。ホントにライオンがシマウマ食べてたのよ。内臓のとこなんか、きれーになくなってたの。でも、ケータイのアンテナがバリ3だったの。だからK子、日本にすぐ写メしたの」

んっ?

なにかが変だ。

例えば父島。DoCoMoとauが街中では使える。しかし、海へちょっと出ればすぐ圏外だ。なんでライオンが狩りをするような場所なのにそんなに電波がいいのだろうか。

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「3号どうぞ」「はい、こちら3号」「5分後到着ですのでスタンバイよろしく。一時間後にもう2台ありますのでシマウマはすぐ引き上げてください」「了解」

(日本語意訳)

なーんてね。夢を壊さないためにも、これは考え過ぎであると信じたいが…。


2009-03-25

Nyepi と Easter

インドネシアの新聞で、本当は大トカゲに人が食われたという数日前の事件を調べたかった。でも、今日のニュース
Sepanjang akhir Maret hingga awal April 2009, PT Kereta Api menyediakan kereta api tambahan demi menampung lonjakan jumlah penumpang. Kenaikan jumlah penumpang menjelang hari raya Nyepi pada 26 Maret dan saat pemilihan umum sekaligus peringatan wafatnya Yesus Kristus, 9-10 April 2009, diperkirakan mencapai 25 persen.
(dari JAKARTA, KOMPAS.com. RABU, 25 MARET 2009 | 06:31 WIB)

が先に目に入ってしまった。

そうだった。明日は Nyepi (ニュピ) だ

Bali 島のヒンドゥーの大晦日 (後述★)。Bali 島では、 Nyepi の日出から次の日出 (新年の最初の日出) まで、次の Catur Brata
  • amati geni (tiada berapi-api/tidak menggunakan dan atau menghidupkan api)
  • amati karya (tidak bekerja)
  • amati lelungan (tidak bepergian)
  • amati lelanguan (tidak mendengarkan hiburan)
を守らないといけない。Nyepi の日に DPS (Denpasar, Bali) を発着する飛行機は一機もないというのは、有名な話かもしれない。

私は関係ないけど、でも明日、全然、上の4つを守れそうにないなあ…。

上の Kompas.com の記事は、今年は2つの移動祝祭日 [キリスト教 (インドネシアは西方教会系) の復活祭直前の金曜日 (4/10) と Nyepi (3/26) ] が近い (☆) ため、日本のゴールデンウィークのような状態になっており、 Jakarta あたりでは臨時列車を増発するというニュースだ。

イスラムだけではなく、いろんな宗教の祭日を国民の休日にしているインドネシアならではの特殊事情でした。

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★の部分について補足説明しておく。

いろんなガイドブックやウェブページで「Nyepi は Bali の暦で1月1日です」と書いてあるけど、
  • Nyepi は大晦日
または(同じことだが)
  • Nyepi の翌朝が元旦
が正しい。新年のための精進潔斎の掟が Catur Brata だ。私がここで1月1日ではなく大晦日だと主張する根拠は、インドネシア語版 Wikipedia Nyepi にそう書いてあるから (以下は引用だが、原文の表記の乱れや不統一は直した):


Nyepi
Keesokan harinya, yaitu pada panglong ping limolas sasih kasanga (atau tilem kasanga), tibalah Hari Raya Nyepi sesungguhnya. Pada hari ini dilakukan puasa Nyepi yang disebut Catur Brata Penyepian ...(略)... Brata ini dilakukan sejak sebelum matahari terbit. ...(略)

Ngembak Geni
Rangkaian terakhir dari perayaan Tahun Baru Çaka adalah hari Ngembak Geni yang jatuh pada tanggal ping pisan sasih kadasa. Pada hari inilah Tahun Baru Çaka tersebut dimulai. ...(略)... Jadi kalau tahun masehi berakhir tiap tanggal 31 Desember dan tahun barunya dimulai 1 Januari, maka tahun Çaka berakhir pada panglong ping limolas sasih kasanga, dan tahun barunya dimulai tanggal ping pisan sasih kadasa.

いいかげんに日本語で抄しておくと、


Nyepi
その次の日、つまり、第9月第15黒分日 (言い換えれば第9月の晦日) になるとすぐに Nyepi の日が始まる。…

Ngembak Geni
Çaka 暦での年末年始行事の最後は第10月第1の日の Ngembak Geni だ。この日から Çaka 暦の1年が始まる。 … だから、西暦年は毎年 31 Dec. に終わり 01 Jan. に始まるように、 Çaka 暦の一年は毎年 panglong ping limolas sasih kasanga (第9月第15黒分日) に終わり penanggal ping pisan sasih kadasa (第10月第1白分日) に始まる

Nyepi が基づいているのは、Çaka (あるいは Saka とも綴る) というインド系の暦だ。念のため: 日本の旧暦は中国系の暦なので、完全に異なるからね。

[インド系に限らず、暦に関しては suchowan さんのサイトがすごく詳細だ。左段の "暦の説明" のプルダウンメニューから、「インド太陽暦」や「バリ暦」を選べば、この blog で紹介している一部分ではなく、全容を知ることができる。ただ、残念なことに、どうも suchowan さん、サイトをもう維持する気がないみたい。]

インド系の暦では、朔から次の朔までを1太陰月という。それを、月の位相12度で区切ったのが太陰日だ。ここまでは、地球と太陽を固定して考えたときの月の位置だけで定まる。1太陰月はきっかり30太陰日だ (白分15日+黒分15日)。地球の自転や公転は関係ないから、世界中で、毎太陰月や毎太陰日の区切りは一斉に訪れる。

しかし、当然これに地球の自転と公転がからんでくるわけで、ごちゃごちゃしてくる。

Bail の Çaka 暦での1日 (太陽日) は日出の瞬間から次の日出の直前までだ。ある日をその月の「第何日」と呼ぶかは、その日の始まりの日出を含む太陰日と同じとする決まりだ 。

[ただし、9週間に約1回、日出を含まない太陰日がある。その場合、月内のどこかに「欠日」を置き、第n/n+1日のように表す。また、話の順としては、ここで本当は自転と公転にからむ「太陽月」なる概念の説明が必要だが、今回の記事とは関係が薄いので、ばっさり省略。これは、次の段落で、第9とか第10とか書いている、「何月」という呼び名の説明が省かれたことに相当する。]

第9太陰月 kasanga の最後の太陽日を Nyepi という。朔から第10太陰月 kadasa (インド暦に共通の、正月 Vaiśākha に相当) が始まる。今回の第10太陰月の始まりの朔は現地時間の深夜 2009-03-27T00:06+08:00 で、朔以降の最初の日出は 3/27 の朝である。

以上のような、読むのも書くのも面倒なストーリーが Wikipedia の記述の裏にはあったのだ。

自分のための単語帳: panglong [黒分日], penanggal [白分日], limolas [15], pisan [1], sanga [9], dasa [10]

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3/27 20:07 付記 ☆: よく考えたら、「3月21日 ≤ "望" ≤ 日曜」を満たす最初の日曜が Easter だった。「"春分" ≤ 朔」を満たす朔の直前の日出がNyepi の始まりなので、Easter 前に Nyepi がある場合、あいだが14日〜21日なのはよくあることだね。(汗)
ただし、 "望" や "春分" は現代の高精度の軌道計算でなく、古来の簡便計算を用いる。

2009-02-27

Female-heterogametic species

少し古い GIGAZINE の記事に Flickr から引用されている下の2枚の写真が気になった。



これは Seattle, USA にある Science Fiction Museum のトイレの標識だ。宇宙人とロボットもトイレに行くから、なのだろう。また、丸と三角だけでそれぞれ女子便所と男子便所を表すのは少なくともポーランドではそうだから、偉大なる Stanisław Lem に敬意を払って、なのだろう。

間違い発見!

左の ZZ と右の ZW は逆が正しい (There are typos on these toilet signs: ZZ should be ZW and v.v.) 。だからこそ、ヒヨコ以前に鶏卵で オス/メス の鑑別ができてしまうのだ。詳しくは Wikipedia を参照してね。

素敵なデザインなのに、惜しいなあ。 SF の知識はあるデザイナーだったんだろうけど、生物の知識がある人がいままで誰もチェックしなかったんだねぇ。メール出して「間違ってるよ」と教えてあげるのは余計なお世話だよね。(笑)

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注意: GIGAZINE の記事中のリンクは Flickr の別画像を指しているため、引用元の画像に到達できない。探してみたのだが、どうやら Flickr の元画像は削除されたようだ。しかし、全く同じ被写体の写真がたとえば左はここ、右はここにある。


2009-01-08

方法を教えるための詭弁

あたりまえのことだが、

キュウリを作る方法を教える人が、おいしいキュウリである必要はない。

何をわけのわかんないこと言ってるんだ、と思うだろう。でも、「キュウリ」「おいしい」などをいろいろ置き換えてみる。

「数学が得意な子供を育てる方法を教える人が、数学者である必要はない」

「ウズベキスタンへ行く方法を教える人が、ウズベキスタンに行ったことがある必要はない」

「ダイバーを作る方法を教える人が、上手なダイバーである必要はない」

過激な文章しか思いつかない。でも、置き換えて文章を作る方法を教える人が、うまい文章を作る必要はない。

今日の記事は、この blog では日常茶飯事の意味不明なエントリでした。


2009-01-06

大きくなってからね

今日のニュースから:

【1月6日 AFP】ドイツ北部 Hanover で2008年12月31日、6歳と7歳のカップルがアフリカに駆け落ちしようとしていたと、地元警察が5日発表した。広報担当によると、このカップルは Mika 君と Anna-Lena ちゃんで「非常に愛し合うあまり、暖かいアフリカで結婚することに決めた。 Anna-Lena ちゃんの妹(5歳)も証人になって貰うため連れて行った」という。…(中略)… 中央駅で空港行きの電車を待っている3人を警備員が見とがめ、通報で駆けつけた警察が保護した。お金も航空券も所持していなかったという。警察の広報担当は「もう少し大きくなって、実行したらいいさ」と語った。(c)AFP

(注意:原文は私にはなんだか読みにくかったため、ごめんなさい、無断でいじったのが上の文章。原文(日本語)はここ。)

最後の警察のコメントがあまりにも素敵だったので、この blog にとりあげてしまった。ダメとは言わない、もうちょっとしたらやっていいからね、とは。

しかし、なぜ行き先がアフリカなのだろう? Wikipedia 英語版の Child marriage と Elopement (marriage) の項によれば早婚の習慣はアフリカの広い地域で存在する。そこでは子供の駆け落ちが時々あるそうだ、親同士が勝手に決めた相手を気に入るとは限らないので。そんなことをドイツの子供たちが知ってたかどうかは不明だが、知ってるわけがない、というのは日本ではそうだが、他の国/地域では必ずしもそうでないかもよ。

って、理由は「暖かい」だと引用記事中に明記されてるのに、深読みしすぎ?(笑)


2008-12-30

Coto Makassar

2008年12月29日の記事の中に、 Coto Makassar を試そうと思って云々、と書いた。

Coto Makkasar について、インドネシア語版の Wikipedia に簡単な記述があったので、日本語に翻訳してみた。間違ってたって知らないよ。

--- 日本語訳
Coto Makassar (チョト・マカッサル) あるいは Coto Mangkasara (チョト・マンカサラ) は、南スラウェシ州 (Selawesi Selatan) マカッサルの伝統食である。この料理は牛のモツ(内臓)を長時間煮込んで作る。牛モツに牛肉を混ぜて煮込んだのち、一口大に切り*、そして独特な方法で下ごしらえした香辛料を用いて味を付ける。 煮込みは椀に盛られ、ちまきと "burasa" (訳注:インドネシア標準語では buras。米と、ヤシの実ジュースをバナナの葉で包み、蒸して作る菓子) とともに供される。 最近は、 Coto Mangkasara はほぼインドネシア全域の、路傍の屋台はもとより高級レストランにいたるまで広まっている。2008年11月からは、ガルーダ・インドネシア航空国内線マカッサル発着便の機内食メニューの1つに Coto Makassar が加わる予定だ。
--- Dari Wikipedia bahasa Indonesia, ensiklopedia bebas

[*: 原文では diiris-iris。インドネシア語の mengiris-iris は「切る動作を複数回繰り返す」という広すぎる意味範囲を持つ翻訳困難な単語。日本の料理用語の「刻む」に近いが、切った結果が「細かい」というニュアンスは全く無い。 Coto Makassar に関しては、 Wikipedia の写真を見るかぎり一口大に切ってあるので、ここではそう訳出した。]

なるほど、ガルーダのマカッサル線に乗れば、 UPG を彷徨わなくてよくなったんだね。というか、 Wikipedia の記述にある通りで、考えたら、インドネシア国内のどこででも食べられる料理だった。

もともと、なんでこんなにこの料理にこだわっているかというと、私が「モツ煮」が好きであるということ以外に、思い出があるから。それは、インドネシア人に「"Tunggu sebentar" は日本語で何て言うの?」って訊かれて「チョットマッテネだよ」と答えたら、相手が冗談でチョットマッカサールと騒ぎ始めたというもの。たわいないけど、当時はチョトマカッサルなる物の存在自体を知らなくて、冗談の意味が分からなかった。のちに、町でそう書いた看板を見つけたときにとても驚いた記憶がある。ちなみに、 coto はインドネシア標準語では soto、同じく Makassar は Makasar と綴る。

今度、インドネシアに行く機会があったら、どこかで試してみよう。その後、自宅で試作もしてみたいな。レシピと写真を blog に載せたい、という欲求があるし。

2008-12-29

Terlambat

旅の帰途、乗り物に乗り遅れそうになったり、実際に乗り遅れたり、が最近多い。

たとえば、2年前の正月には、 UPG で飛行機を乗り継ぐ際に、 Coto Makassar を試してみようと空港内をさまよって、ほとんど乗り遅れるところだった(言い訳すると、インドネシア国内線だから、いつ出発するかわからないようなやつだったんだよ。アナウンスを聞き取る自信があったのも災いしたな)。この結果、連れには愛想を尽かされるし…。今年は、11月のインドネシアからの帰途で本当に乗り遅れた、という話はすでにこの blog に書いた。

今回、また乗り遅れた。

とはいっても、私は乗り遅れてなくて、乗り遅れたのは私のバイク。

1時間前までにチッキで載せないといけないのを、30分と勘違いしてた。

一体、何回おがさわら丸に乗ればわかるんだろうね、って、慣れ過ぎて油断したってこと。

とりあえず、バイクとダイビング器材、カメラ、衣類などほとんどの荷物を父島で預かってもらってきた。私は、おがさわら丸にデイパックだけで軽く乗船。

正月だけを内地で過ごしたら、荷物を取りに、また帰島(?)することになってしまいました。なんかかなりマヌケだよなあ。

未来へのリンク: Coto Makassar に関しては、明日の記事で書きました。


2008-12-04

加圧

いとーさんならわかるかも、と訊かれた:飛行機に乗って上昇してるとき、耳に不快感があるのだけどそれはなぜ?どうしたら治るの?と。

質問者はダイバーだから、ダイビングの基礎知識はある。なるべく易しく答えるというのがお題だ。

ポイントは3つ。
(1) 空気は軽いので肉より上に行きたがる
(2) 中と外の空気は同じ圧力になりたがる
(3) 中耳腔の出口は下側にある。

飛行機が上昇すると、気圧は低くなる。中耳に1気圧の空気が入っていたら (2) なので外に出たがるのだが (1) と (3) が相反するため出るに出られず、肉が押されて不快感を生じるわけだ。

ダイビングで「耳抜き」が必要なのは (2) のせいだし、耳が抜けないとき頭を上げたり、抜けない側の耳を上に向けるのは (1), (3) だからだ。

というわけなので、まともなダイバーに不快感の理由を説明するのは簡単。では、その不快感を解消するには…。普通の耳抜き(鼻をつまんでゆっくりいきむ。バルサルバ法)では内側が陽圧なので効果が薄い、あるいは、逆効果。

首を下に向けて、さらに、特に不快な側の耳を下に向ける、ってのでどうでしょうかね。でも変な格好してて、客室乗務員に制止されたって知らないよ。(笑)

ちなみに、飛行中の機内は 5000〜8000ft 上空の気圧より低くならないように加圧されている。が、例えば、チベットのラサ空港のように、それより高い場所へ着陸するときはどうなるか。正解は、着陸直前に加圧を止める、です。プシューっとエアの抜ける音がしたりして面白いよ。

上の記事と全然関係ない蛇足:今日、聞いた「呪文」を忘れないようにメモ --- なるほどあんたがうみでいちばん。ぱーであほうでださくていんちき --- こんな重要なコトバがダイビング業界に古くから伝わっていたとは! :)


2008-11-15

Mendarat Darurat

そのうち消去されそうだから、自分のためにここに全文コピー。(現物は http://www.kesbangpapua.com/index.php?show=9&catid=5. 02 JUN 2008)

--- 引用、ここから
Merpati, Mendarat Darurat di Biak
SORONG- Diduga mengalami kerusakan pada salah satu mesin, pesawat Merpati yang berangkat dari Sorong tujuan Makassar-Jakarta kemarin (1/6), tertahan di Biak.
Akibatnya, penumpang yang sedianya tiba di Makassar sekitar pukul 15.00 WIT baru tiba tadi malam sekitar pukul 21.30 WIT. Dalam keterlambatan tiba di Makassar, penumpang sempat dibuat panik luar biasa.
Betapa tidak, pesawat sempat mengalami guncangan keras disertai dengan beberapa kali bunyi ledakan dari mesin pesawat. Untung saja pesawat berhasil mendarat darurat di Biak sehingga nyawa penumpang pun berhasil terselematkan.
Dihubungi koran Radar Sorong (Grup Cenderawasih Pos) melalui telepon selularnya tadi malam, salah satu penumpang tujuan Jakarta membenarkan pesawat Merpati yang ditumpanginya dari Sorong tertahan di Biak.
Karena pesawat yang ditumpanginya mengalami kerusakan pada salah satu mesin, dalam penerbangan ke Makassar, penumpang dari Sorong pun ganti pesawat dengan menumpangi menumpangi pesawat Merpati dari Jayapura tujuan Manado -Makassar.
"Di Biak tadi (kemarin-red) kami menunggu sekitar 3 jam. Pesawat Merpati dari Jayapura diminta singgah di Biak untuk mengangkat kami," ujar penumpang itu yang menolak namanya dikorankan.
Bagaimana hingga Merpati mendarat darurat di Bandara Frans Kaisepo Biak?
Dituturkan oleh penumpang itu bahwa pesawat Merpati dengan nomor penerbangan 807 itu terbang dari Bandara Domine Eduard Osok (DEO) sekitar pukul 13.30 WIT.
Saat take of semuanya berjalan mulus alias tidak ada tanda-tanda akan adanya kerusakan mesin. Namun setelah terbang sekitar 30 menit, tiba-tiba pesawat mengalami guncangan yang cukup keras yang kemudian diikuti dengan bunyi ledakan dari salah satu mesin pesawat.
Mendengar ledakan di pesawat, semua penumpang pun pada panik. Apalagi bunyi ledakan tidak hanya sekali terdengar. "Kita kaget sekali. Bunyi ledakan yang besar itu dua kali, setelah itu diikuti dengan bunyi ledakan susulan kecil sekitar 2-3 kali," ungkap penumpang itu.
Dalam kepanikan penumpang yang luar biasa, pesawat sempat terhempas turun dan 5- 10 menit kemudian naik lagi. Untung saja pilot masih dapat mengendalikan hingga membawa pesawat itu mendarat darurat di Biak.
Di Bandara Frans Kaisepo Biak, suasana tegang pun dirasakan penumpang ketika melihat mobil pemadam kebakaran dan peralatan emergency lainnya menyambut kedatangan pesawat yang nyaris celaka itu.
"Syukur kami penumpang semua selamat. Pesawat mendarat di Biak tadi (kemarin-red) sekitar pukul 15.00 WIT," tandasnya.
Tiba di Biak, kata penumpang itu, tidak ada penjelasan terbuka dari pihak Merpati akan kondisi mesin yang sebenarnya. "Merpati hanya katakan ada gangguan teknis. Setelah tiba di Biak saya cek pesawat itu langsung masuk hanggar karena mengalami kerusakan pada salah satu mesin," ujar penumpang yang juga salah satu politisi di provinsi Papua Barat.
Dengan menumpangi pesawat Merpati nomor penerbangan 841, sekitar pukul 18.00 WIT, akhirnya penumpang yang tertahan di Biak tiba di Bandara Hasanuddin Makassar pukul 21.30 WIT.
Dari kejadian ini, sumber Koran itupun mengaku trauma. "Saya besok (hari ini-red) lanjutkan penerbangan ke Jakarta. Tapi saya pakai pesawat lain saja. Ya saya masih trauma dengan kejadian ini," ujarnya.
Untuk mendapatkan penjelasan lebih jauh penyebab mendarat darurat di Biak, sayangnya Distrik Manager Merpati Sorong, Andi Darwin yang dihubungi Ponselnya tadi malam tidak aktif. (ros)
--- 引用、ここまで

これは2008年6月1日の話。長い記事だけど、要約すると「Sorong からMakassar へ向かった MZ807 便がエンジントラブルで Biak に緊急着陸した」って、どっかで聞いたような話だなあ。大きな音が数回するほどのエンジントラブルで、乗客全員パニックになったようだ。でも、エンジントラブルを「テクニカルな障害」 "gangguan teknis" とごまかしている所は一緒(英語に逐語訳すると "technical interference" になって事情の分からなさ倍増。笑) 。事故機の代わりに臨時便を飛ばすわけじゃなくて、後続便や近くを飛んでる自社便に寄ってもらって振り替えているところも一緒、そのために遠いけど就航便数の多い Biak に「緊急」着陸してるんだもの。

2008年11月8日の事故も地元では新聞ネタになってないのかと探してみてるけど、ネット上でまだ見つけられていない。同一機体の同一エンジンのトラブルに違いないんだけどなあ。

以上、昔の事故だけど見つけてしまったので、誰かが 消去/忘却 しようとしてもできないように、この blog にて封印。

Gara-gara Merpati, saya terlambat berangkatan dari Indonesia!


2008-11-10

Pinisi


けさ、帰国。

今回のインドネシアのダイブクルーズ。現地で乗船したのは、 pinisi という大型木造帆船だった。 上の写真は KBBI の pinisi の項。「Sulawesi Selatan (南スラウェシ)の Bone、Buton 地域を発祥とする伝統的な帆船で、メインマストは2本、帆は船首3、前マスト2、後マスト2の計7枚を持ち、島と島の貨物輸送に使われる」と書いてある。

ただし、pinisi は 1970年ころまでは純粋に帆船だったが、現在ではエンジンが付いている。構造材は kayu ulin (学名 Eusideroxylon zwageri)。この木は、とても硬くて重く(気乾比重でも1.03より大きく、海水に沈む!)、フナクイムシやシロアリの攻撃にも強い。だからとても堅牢で耐久性のある船だ。

Eusideroxylon zwageri は国際自然保護連合 (IUCN) のレッドリストで「危急」とされており、インドネシアとマレーシアの政府は国外への輸出を公式には禁止している。が、なぜか日本では堂々と「ウッドデッキに最適」と売ってる材木屋があるんだよね。)

設計とか造船の方法とか用いる素材とかは、多くの人々の長年の知識や経験の結実なのでなかなか変えられない。だから、pinisi に限らず、帆船にエンジンを無理矢理付けたような船がインドネシアにはけっこう多くある。これらを総称して Kapal Layar Mesin (KLM) と言う。「船」「帆」「機関」の意味だ。帆がある船として登録すると税金が安くなるという事情も、KLM が多いということと関係あるだろう。KLM が機関を使わずに帆だけで進めるかどうかは、構造上はおそらく今でも大丈夫なので、クルーがその技術を持っているかどうかにかかっている。これはとても疑わしい。

日本でもヨットに機関がついていたり船外機がついていたりするが、KLM では帆は飾り。日本のヨットとは違う。

11/7のエントリ「クルーズ終了」に、実際に私が乗った KLM Cheng Ho の写真がある。

Cheng Ho は中国が「明」の時代に皇帝の命により大航海をした鄭和 (Zhèng Hé) にちなむ。1996年の進水当時に Sea Safari V と呼ばれていた船を改名したようだ。なぜ改名の必要があったのかは知らない。どうやら現在のオーナーは、中国系のインドネシア人らしい。私の船室の前には「漁夫得利」と題された、老人が魚を釣り上げている彫刻が飾ってあったりして、何か気になった。魚とダイバーが戯れている間に経営者がお金をかすめ取るという意味かい?(かつてインドネシアは漢字の書かれた本を禁止していた時代があるため、中国系の人でも漢字は読むことができない。実際、隣のマレーシアとは全然違って、インドネシアには漢字の看板は全く無い。だから、たんに分かってないだけかもしれない。)

というのはさておき、KLM は一般的に船足が遅い。Cheng Ho は巡航速度 6 kt。 これでも速い方だ。もともとマストに力を受けてこそ滑らかに走る設計なのだから、スクリュープロペラを用いたのでは推力の場所が異なり、必然的に安定性を欠くことになる。しかもエンジンは積荷としては重たすぎる。従来は想定されていなかったこの重量のせいで船全体のバランスも崩れてしまっている。だから、少しでも波があるとすごく揺れた。これはパワーのあるエンジンに載せかえれば解決する問題ではない。

(ちなみに、Cheng Ho の操舵室には舵輪が2つあった。昔ながらの帆船としての舵と、スクリュープロペラの水流を制御する舵だ。)

ダイビングクルーズに KLM を使うのは豪華で居心地が良いように見えて、実は、上に述べた理由で、いまいち。海況が悪化したとき、島陰から島陰へと縫うようにノロノロとしか走れなくなることを考えれば、とーんでもなく余裕のある日程を組まざるをえない。

今回は、Raja Empat へ行くことを売りにしていたクルーズで Ambon から Sorong まで11泊だったのだが、実際、一番いいところでの滞在時間が短かすぎ。ガイド自身のそのポイントでの経験が少ない、あるいは、ひょっとして全く無いから、テンダーを止めてダイビングを開始する場所も不適切。"Cape Kri" は何度も潜ったからすごく楽しみにしてたのに、あんなに流れの下流でエントリしちゃ特異点に行けないじゃないか。Raja Empat へ行きたいのなら、P. Kri にある、 Max Ammer さん(とっても素敵な方です!)のリゾートに滞在したほうがいい。両方を体験した私が言うのだから間違いない。

いろいろと考えさせられた。"... is what I get when I didn't get what ..."、つまり、得られなかったとき得られるものが多くあった。他のことはもう書かないけど、乗り継ぎ時間が得られなかったときに得られる経験、ということも含めて。

2008-11-09

エンジントラブル

この blog の昨日の記事。あの ITO/HMS 名義で搭乗した MZ807 便は、エンジントラブルで BIK に緊急着陸した。おかげでひどい目にあったので、今回の記事はその顛末を書く。

--- 文中の略号
航空会社コード
GA: Garuda Indonesia
MZ: Merpati Nusantara
IATA コード(括弧内は協定世界時(UTC)との時差)
AMQ: Ambon, Maluku Selatan (+9)
BIK: Biak, Papua (+9)
CGK: Jakarta/Soekarno-Hatta (+7)
DPS: Denpasar, Bali (+8)
NRT: Tokyo/Narita (+9)
SOQ: Sorong, Papua Barat (+9)
UPG: Makassar, Sulawesi Selatan (+8)

--- 予定フライト
SOQUPG MZ807 1320/1425
UPGDPS GA545 1805/1920
DPSCGK GA880 2030/2115
CGKNRT GA880 2215/0720+1

MZ807 は SOQ を約1時間遅れで UPG へ向け離陸後、双発の右側のエンジンがトラブった。機内はエアコン止まるし、事情はインドネシア語でもアナウンスされなかった。 BIK で滑走路脇にはありったけの消防車、って数台だけど。エンジントラブルと分かったのは、駐機後すぐ、整備士がエンジンを取り囲んで、外せるところからばらしはじめたのを見たから。熱くなかったみたいだから、エンジンは停めたか止まったかのどっちかだ。

UPG へ行くのにむしろ遠くなる BIK へ緊急着陸したのは、エンジンが直ぐには修理できないからだ。あのあたりで一番大きな空港なので、事故機の乗客は別便に振替えてしまえばいい。

普通はこれでめでたしめでたし、到着が5時間遅れましたとか、8時間遅れましたとか、で済む。実際、乗客のインドネシア人は誰一人として騒いでいなかった。日常茶飯事だ、ここではこんなこと。

さあ大変なのは、私を含む、国際線への接続がある外国人乗客だ。 UPG に遅れて到着したら、乗り継ぎの DPS 行き GA545 便に間に合わない。 GA545 に乗れなければ、 DPS からの国際線にも間に合わない。

ダイブクルーズでずっと一緒だったアメリカ人のおばさまたちが MZ のカウンタのかわいいお姉さまに喰ってかかった。ダメダメ。どうにもならない。他社便の接続なんてなんにも補償なし。そして、格安チケットは当日限り有効。払い戻しもない。

私はカウンタのかわいいお姉さまをニコニコ見てた。怒ったって彼女のせいじゃない。それに、私にはあと一つだけチャンスがあったから(後述)。気が動転したおばさまたちとの早口で分かりにくい英会話に疲れた、 MZ のお姉さまは、私がインドネシア語ができると見てとって通訳を頼み始めた。やだな、苦情の仲介なんか。やるけどさ、私は航空会社の味方だから。

お姉さまには隙をみて、私だけは他の外人さんたちとは違って、 DPS ではなく、 CGK に行ければいい、と申し出ておいたのだ。なぜなら、私が DPS から乗る国際線 GA880 便は CGK を経由し、 CGK で長い時間待機する。だめで元々。追い付けるかもしれない。やってみる価値はある。

アメリカ人のおばさまたちがようやく引き下がった。というか UPG のカウンタで同じことしてね、ってたらい回し。ははは。 UPG では事故があったことすら把握してないから、もっとクールな対応されちゃうと思うけど。

で、ニコニコしてた私のほうはめでたく、 CGK までの MZ761 便の搭乗券をゲット。 CGK で GA880 に間に合うかどうかは超きわどい。ついでに、お姉さまはステキな笑顔を見せてくださった。なぜかチョコレートもくださった。私は、こういうちょっとしたことがけっこう好きだな。

でも結局、 CGK では30分しか時間がなかった。預けた手荷物を受け取り、走った。 GA880 の遅延を祈りながら。

しかし、残念。紙屑になった格安チケットを笑いながら捨て、日本への片道チケットを買い直し、翌日の GA880 便の予約を入れた。高くついたよ、 MZ さん、飛行機しっかり整備してね。

ま、墜落して、日本のニュースで「日本人女性らしき乗客1名。 H. イトウ」と報道されたら、目立っただろうなあ。それでよかったかも、あいつは最後まで笑いを提供したってことで。

(この記事は CGK のトランジットホテルから携帯で投稿)

--- BIK着陸後に急遽変更した、予定フライト
BIKUPG MZ761 1720/1905
UPGCGK MZ761 1935/2100
CGKNRT GA880 2215/0720+1

付記: 10/26 から冬季スケジュールということで、GA880 が夏より1時間半早発になっていた、というのも運が悪かった。夏季スケジュールだったなら。。。

11/17追記: SOQ は滑走路長が 1650m。片側エンジン停止状態で着陸するには短すぎる。燃料も空にしておかないと着陸時に危ない。こういうことをいろいろ考えて、方向が全く逆で、 UPG へ約40分も遠くなる BIK へ、燃料を充分に消費してから緊急着陸した、というのが真相のようだ。ちなみに滑走路長、 AMQ は 2500m、 BIK は 3571m。うーん、やっぱり BIK ヘ着陸って判断になるかなあ。。。

未来へのリンク: 2008年11月15日2008年12月29日の記事がこのエントリを参照しています。


2008-11-08

ITO/HMS


帰り道。いつものように、飛行機はいつになったら飛ぶのかわからない。待合室で暇なので、blogのこのエントリを書き始めた。

そう言えば、昔、定刻から6時間遅れたこともあったっけ。天候良好、遅延理由は、だから不明。あ、その時と航空会社と路線が同じだ。向きだけ逆。

写真は搭乗券。私は女性になってる。なんでかなあ。ぜったいにそう見えないはずなのに。

でも、訂正は不要。ここはインドネシア。このまま乗れちゃうんだよな。(笑)

未来へのリンク:直後のエントリに、これで搭乗してどうなったか、という珍しい話があります。


2008-08-15

e-ticket


IATA に加盟している航空会社の航空券は、現在、全て e-ticket になってしまった。つまり、昔ながらの、赤いカーボン複写の国際線航空券やら、搭乗券風の ATB と言われるやつは、ほぼ絶滅した。日本は、国内線もほぼ e-ticket になっている。

e-ticket になったとはいえ、空港のチェックインカウンタとか入国審査で、航空券を「所持」していることの証明が必要な場合がある。そのため、航空会社のコンピュータ上に電子的に存在している本物の航空券へのポインタとして「e チケットお客さま控」というのが発行される。ポインタだから削除しても(つまり、紛失しても)、本物は消えない。仮にポインタが複数あっても(つまり、盗難などにあって再発行しても)、本物は1つだから問題は起こらない。

航空会社によって、「e チケットお客さま控」のフォーマットは異なる。国際的に統一されているわけではない。まあ、たいていは昔ながらの航空券面を読みやすく冗長にした作りになっており、実は、その中の e-ticket number のみがポインタとして働く。極端な話、他の情報は不要。

上の画像は、Garuda Indonesia 航空の「e チケットお客さま控」。今日、Garuda の東京事務所から、メールの添付ファイルとして、PDF 形式で送られて来たやつを、この blog に載せるために一部分カット。

すごい。

私の見立てが間違えてなければ、絶滅寸前の「ドットインパクト・ラインプリンタ」と「連続用紙」を用いたプリントアウトをスキャンして PDF にしたものだ。まさか、ドットインパクトプリンタ風フォント(?)を用いて、シートフィーダの用紙送りムラにともなう縦方向の印刷の飛び/重なりや、ヘッドの往復にともなう周期2(行)の横方向の印字ずれまで再現するような、そんな無駄にすごいツールがあるわけがない。

他の航空会社のはどうなんだろう。ここまでアナクロなのは、たぶん少数派。

Garuda の東京事務所は、日本にあるけどインドネシアだ。インドネシアは時間が止まっている。古いものを捨てない。なんでもそのまま使い続けて、新しいものは追加でほんの少しだけ導入する。つまり、発券業務のカウンタには e-ticket 化にともない、スキャナだけ導入。発券システムのプログラムは出力の文字列をちょびっと変更しただけ。それ以上の変更はせず、カウンタのお姉さまがスキャナを動かすという作業がちょびっと追加。(なにせ、すくなくとも2007年の正月までは、 Garuda の東京事務所で赤いカーボン複写の航空券を発券していたのだ。)

Orang Indonesia bisa membuat, misalnya, rumah tapi tidak bisa mempertahankan itu. (インドネシア人は、例えば家とか、作れるけどメンテナンスはできない)インドネシア人の知人がそう言っていた。

けだし至言なり。